あなたは孤独と思ったことはありせんか?
こんにちは。
高畑吉宏です。
前の稿ではイギリスの孤独担当大臣の記事をシェアしました。
丹内敦子さんのレポートを参考にしてまとめてみると、英国政府では、孤独を次のように定義している、とのこと。
「人付き合いがない、または足りないという、主観的で好ましくない感情」「社会的関係の質と量について、現状と願望が一致しない時に起こる」社会現象であると。
また社会的・経済的問題として“孤独”がもたらす医療コストは、10年間で一人当たり推計日本円に換算して約35万円。
また“孤独”が原因の体調不良による欠勤や生産性の低下等で雇用主は、一年間で約3,540億円の損失とされる。
同じくイギリスでは人口6,500万人のうち、7人に1人が“孤独”感じ、65歳以上のシニア層は、約10人のうち、3人は孤独を感じながら、生活していると指摘されています。
さらに10人に1人は、1カ月以上、誰とも会話したことがないという。
わが国では私の精緻な調べ不足・勉強不足(現段階)もありますが、“孤独”に関してのデータがないので、ここでは触れることはできません。
しかし、先進国で超高齢少子化のトップであるわが国では、もっと深刻な状況ではないと思うのです。
孤独と近い言葉に孤立があります。
ただ、孤立と孤独とは意味合いが違います。
“孤立”したから“孤独感”や疎外感を感じるのが自然の流れではないでしょうか?
古くには「村八分(むらはちぶ)」言う言葉がありました。
村落共同体から仲間外れにすることですが、残りの二分ついては、あまり知られていませんが、二分の付き合いは、火事と葬式なのです。
この二分は、村落共同体の維持に必要だったからでした。
でも今では、そのような必要もなさそうです。
なぜなら、郡部でも車社会となり、各々家々が共同社会の働きが衰微しているため、孤立化・孤立家していて、限界集落化しているのが現実だからと思うのです。
中国地方には「てごうする」という方言があります。
「てごうする」とはお手伝いをする、困った人を助け合うといった意味内容の表現です。
広島県尾道市出身の大林宣彦映画監督は、「手合する」という漢字を当てたら、いいと述べられたことがありました。
子ども達は、農繁期には、よく「手合う」する習慣が当たり前の生活でした。
また集落単位では、田植えの繁忙期には、各家の支援にあたり相互に「手ごう」して、家々の労力の過度負担を助け合ったものです。
このような時代背景、生活背景では、孤立化という概念は、ある意味、無縁な概念でした。
さてさて
時代は大きく変わりました。
以前の稿での繰り返しで述べると、
孤立化という社会現象の現実は、あなたや私の力では今、すぐに、どう頑張っても変えられない現実だと思います。
まずは、個人レベルで何をどうすればいいのかでしょう?
本ブログのモデル役を務めている団塊の世代の敏雄の動向に期待することにしましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。