孤独に見えて孤独でない人とは?
こんにちは。高畑吉宏です。
1日の時間の過ごし方で、その人のライフスタイルが決まってきますね。
その過ごし方のクオリティを高まる方法を提供出来たら、と思います。
ただし、今回の事例は、一般的でないかも知れません。
事例を挙げるため、前置きが長くなることをご了承ください。
現役、会社員のYさんの例を参照してみましょう。
Yさんは都内のサラリーマンで郊外の立川市に住んでいます。会社までは約1時間30分かかります。
会社での仕事は、システム部門で長く働き続け、もうすぐ定年です。会社ではPC作業がほとんどで他の人との会話は事務的な報告・連絡・報告以外にほとんどありません。独身者です。
趣味は釣りで将棋。将棋はかなりの腕前ようである。実家を離れてマンション暮らしです。
時間の構造化については後々でで触れますが、Yさんの時間の過ごし方を構造化してみますと
①引きこもり:30% ※自分一人でいる時間
②儀式:5% ※あいさつ程度の人との関わり方
③活動・仕事:50% ※社会と関わって生産的な時間
④心理ゲーム:5% ※うまくいかない交流の際に起きる
⑤雑談:5% ※気晴らし
⑥親交 5% ※真の交流。自他ともに認めあう。
以上の①~⑥のカテゴライズは心理学の知見によるものです。
このYさんが、いずれリタイアした場合、生活の時間消費の中心だった活動時間・仕事時間は、当然なくなります。そのために必要時間な通勤時間、3時間もなくなります。
もっともコロナ禍時代で在宅ワークの日が多く、Yさんは満員電車でのストレスからは解放されていましたが……。
とすると、Yさんは、ほとんどの時間、自由自在に使える半面、彼の場合、引きこもり、孤独な状態になる時間が将来、待ち受けています。
この時間の構造化を唱えている心理学では、①~⑥へと進んでいくことで、人間同士の交流が深まるという大前提があります。
ただし、以前にも述べたように“孤立”(“個立”?)と孤独感とは、違うというとらえ方をしないとYさんの例は、説明できないようです。
Yさんは、個立感は感じながらも、孤独感をあまり感じていないのも事実です。
また、「一人で居るほうが楽だ」、「一人で居るほうが
楽しめる」という方が今の時代増えてきています。
加えて今、IT(情報技術)時代、ICT(情報通信技術)時代であり、本格的なリタイア生活に入っても、Yさんは、デジタル時代を生き抜く知識・スキルがあるからです。
現在は個々人の多様化が進んでおり、Yさんのようなケースが増えてきていることも知っておいたほうがいいようです。
私のような、文科系文科(理科でない)にはとらえにくいライフスタイルなのかも知れません。
はた目から見て、孤立しているように見えても、本人が孤独感を感じない人のライフスタイルの紹介でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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