ホリスティックライフプランの基本情報(1)
日本人は進化しているのでしょうか?
今からもう15年以上も前にはなると思います。
国分寺市にマンションを借りて、子どもたちと住んでいた時のことです。深夜にNHKのテレビにリモコンを合わせと、重厚な活舌豊かなお声で知られているNHKの加賀美幸子さんと女優の木の実ナナさんと作家の立松和平さんの鼎談が放映されていました。
木の実ナナさんは東京の下町育ちの方です。現在は72歳です。立松和平さんは宇都宮出身で、栃木県職員研修に出講した折、本名は横松和平であるとおっしゃり、立松和平さんを応援してきたというお話をお聞きしたことがありました。
その番組は睡魔との戦いで、最後のほうは、眠りこけていたかも知れません。木の実ナナさんと立松和平さんのお話は、以下のような内容でした。
「私は6畳間に4人で寝ていました」
「ああそうですか。私は6畳間に6人で寝ていました」
当時の住居状態が手に取るように、分かりました。
それから後、研修講師(=研修会社の代表)の大先輩のK氏は、
「母のお乳と思って、触っていたら、兄貴の睾丸だった、と言う、笑うに笑えないお話を聞いたことがありました。
話をNHKの鼎談に戻すと─、
「そうですね。当時は貧しかったけれど、明日に向かって生きていく活力がありましたネ。今はそれがありませんね。それを伝えていくのが私たちの役割なのでしょう!」と言った締めでくくられた、と記憶しています。
東京では「多摩ニュータウン」、大阪では「千里ニュータウン」が華々しくデビューし、その
周辺には商店街やスーパーも出来、公園には子供たちがあふれ、ブランコには子供たちがたくさんいました。
今では多摩ニュータウンは、高齢者があふれ、ブランコはむなしく風に揺れています。
私たち日本人は、進化してきているのでしょうか。
立松和平さんや木の実ナナさんが、おっしゃるとおり、私たちを取り巻く現況は、そのあらぬ方向に突き進んでいるのでは……。
社会学者は偉いもので、4,50年以上前から以下のようなことを指摘していました。
「孤独なる群衆(リースマン)」、「甲羅のない蟹(米国の大衆社会学者)、『自由からの逃走(エーリッヒ・フロム』等々……。
昭和の戦後時代、平成の時代、令和の時代を生きてきた私たちシルバー世代の方々は多かれ少なかれ、これらのことを体験した方々です。
これらのことはさらに次回で触れていきます。
お楽しみに!
こんにちは。
北條吉宏です。
今回は、ホリスティックライフプランをか考える上で、大切なポイントとなることの一つをシェアしたいと思います。
いきなり唐突ですが、日本人は進化しているのでしょうか?
今回はホリスティックな視点からこのことについて述べてみたいと思います。
今からもう15年以上も前にはなると思います。
国分寺市にマンションを借りて、子どもたちと住んでいた時のことです。
深夜にNHKのテレビにリモコンを合わせと、重厚で活舌豊かなお声で知られているNHKの加賀美幸子さんと女優の木の実ナナさんと作家の立松和平さんの鼎談が放映されていました。
木の実ナナさんは東京の下町育ちの方です。現在は72歳です。
立松和平さんは宇都宮出身で、栃木県職員研修に出講した折、本名は横松和平であるとおっしゃり、立松和平さんを応援してきたというお話をご担当の女性からお聞きしたことがありました。
その番組は睡魔との戦いで、最後のほうは、眠りこけていたかも知れません。
木の実ナナさんと立松和平さんのお話は、以下のような内容でした。
「私は6畳間に4人で寝ていました」
「ああそうですか。私は6畳間に6人で寝ていました」
当時の住居状態が手に取るように、分かりました。
それから後、研修講師(=研修会社の代表)の大先輩のK氏は、
「母のお乳と思って、触っていたら、兄貴の睾丸だったと言う、笑うに笑えないお話を聞いたことがありました。
話をNHKの鼎談に戻すと─、
「そうですね。当時は貧しかったけれど、生きる活力があって明日に向かって生きていく活力がありましたネ。今はそれがありませんね。それを伝えていくのが私たちの役割なのでしょう!」と言った締めでくくられた、と記憶しています。
東京では「多摩ニュータウン」、大阪では「千里ニュータウン」が華々しくデビューし、その周辺には商店街やスーパーも出来、公園には子供たちがあふれ、ブランコには子供たちがたくさんいました。
今では多摩ニュータウンは、高齢者があふれ、子どももなくブランコはむなしく風に揺れています。
ゴーストタウンと揶揄されたりしたこともあり、今は再生化が進んでいると側聞しています。
私たち日本人は、果たして進化してきているのでしょうか。
立松和平さんや木の実ナナさんが、おっしゃるとおり、私たちを取り巻く現況は、そのあらぬ方向に突き進んでいるのでは……。
社会学者は偉いもので、4,50年以上前から以下のようなことを指摘していました。
「孤独なる群衆(リースマン)」、「甲羅のない蟹(米国の大衆社会学者)、『自由からの逃走(エーリッヒ・フロム)』等々……。
昭和の戦後時代、平成の時代、令和の時代を生きてきた私たちシルバー世代の方々は多かれ少なかれ、これらのことを体験した方々です。
これらのことはさらに次回で触れていきます。
お楽しみに!