ホリスティック医学 代替療法 -ホメオパシーとは(3) 私の体験記─
ホメオパシーは素晴らしいと思っていました。
そこで再度まずはホメオパシーを試みる前に、ホメオパシー関連の書籍を読み漁りました。
欧州の著名なホメオパシー医(ホメオパス)は、ナラティブベイストメディスン(NBM)に基づき、数多あるレメディから本人(患者)に最適な、レメディを的確に選択するために、1時間も、あるいはそれ以上の時間をかけて患者の生活歴、成育歴、今のライフスタイル(仕事上や家庭のストレス)、発症の原因等を詳しくヒアリングして、的確なレメディとそのポテンシー(希釈化するほど、レメディは利くとされるが、一般には専門医の指導がなければ、ポテンシーの高いレメディは販売店では扱っていないと思われます)処方されます。
最初に私が訪れたのは、かつて親交もあったドクターのところでした。少々気恥かしかったのですが……。
NBSを期待していたのですが、そこで体験したのは、こともあろうに典型的な西洋医学のドクターの姿でした。
舌診後、予めFAXで送っていた事項を見ながら、やわらホメオパシー事典を調べること、4~5分、それで診察は終了。
お代は、6,000円+4,000円(レメディ2個)=10,000円の支出でした。
この先生のところには、10回位は通ったと記憶しています。
なんらの効果が得られなかったので、そのうち自然に足が遠のきました。
それからしばらく経って、ホメオパシー自体を学びたいと思い、医師ではなくホメオパシーを実践しておられる米国教育博士の資格をお持ちの方を見つけ出し、仲間を募り、月2回合計6回の講座を設定してもらいました。
6回2時間合計12時間となります。
日本語は完ぺきではありませんでした。
この最初のアプローチの説明に割く時間が多く、違和感もありました。
いわば、基礎編として、参加者皆さんご評価が得られれば、続編も検討していました。
問題は最後のレッスンの質問時間の時でした。質問に応じている際、ご自分の告白をし始めたのです。
これで私は、とてもショックを受け、参加頂いた皆さんには大変申し訳なく恥ずかしくなりました。
たとえて言えば、
プロの研修講師ならば、今日は体調が悪いので、内容展開には自信がありませんとは、決して言いません!
あるいは、紅白の司会者が今日は微熱があるので、ご了承ください。
このような言い訳を告白するようなことはしません。
若いとはいえ、さすがプロです。
昭和を代表する歌姫だった美空ひばりさんの最後のお歌をお聞きになった人もいらっしゃるかも知れませんが、その時はすでに美空ひばりさんは、とても病んで進んでいらっしゃる時なのでした。
授業料を支払っている生徒が、先生の”告白“を聞いたというわけです。
それも、こともあろうことか“教育学博士号”をお持ちの方からでした。
これらのことにも懲りず、ごく最近、ホメオパスを探してみました。その先生は、都内の方でした。
先生のお休み期間が長かったので、2回目の際、私が話し始めたら、ものの3分間も経たないうちに、
「で、結論は?」と言われ、
あっけにとらわれした。
これで会話の本質は終わりです!
患者も私だけでしたので、急ぐ必要はありません。
NBSに入る前で門前払いをくったのです。
すでにお分かりのように、理想的な自分が期待しているホメオパス(ホメオパシー医)に出逢うためには、世間的に知られているとか、著作物があるとかに一切関係なく、NBSのために患者のストーリーに耳を傾けてくれるドクターを選びましょう!
そういう所でしたら、再度交通費を掛けてわざわざ出向くことは無駄だと私は思います。
ただ、コンピューターが発達している現在、ある程度、コンピューターでレメディを絞り込んで時間を省力化できます。
その上で、ホメオパスがレメディを選定することができる時代です。
しかしながら、その最終決定は、ホメオパスがすべきなのです。
この意味においては、ホメオパシーは、“直観医療”と私は思います。
その点、ある著名なドクターは、事前に質問表を用意し、その上で、NBMに入るようにしています。
ただ、難点は、このドクターの予約は、数カ月まで待たなくてはならないのが現実です。
かつ料金は、当然、自由診療で、そんなに安くはないところです。