シニア世代のホリスティックライフプラン -現状把握編─
こんにちは。
本稿のスタート時点でも明らかにしたように、私たちシニア世代の悩みや不安は大きく分けて、健康、家庭経済、生きがい(心)でした。
それを3Kとくくりました。
これらの現状を踏まえて、今後に備えていければいいのではないかと思います。
シニア世代の現状は、と調べますと、たとえば、「wilbeシニア総合研究所」のデータからは─、
不安のトップは、健康であり、38%となっています。
次は、経済的不安が23%で次いでおり、
特に不安がないという回答者は、23%でした。
また、別の「メットライフ生命による調査(複数回答)だと─、
- お金のこと:60.4%
- 健康:56.5%
- 認知症:52.5%
- 自分の介護:47.2%
- 配偶者の介護:32.5%
- 両親の介護:30.6%
- 終活:22.7%
- 住まい:18.0%
─となっていました。
話しは転じますが、今は65歳がどうやらターニングポイントともいえるでしょう。
その理由は、ともあれ、定年延長・再雇用により、一般的には65歳まで働くことができるからです。
※お仕事の質量とやりがいをさておいても。
多くのシニア層の方が、70歳までは働きたいという希望があります。
そして人生100年時代(この時代定義にはキャンペーン・標語としては理解し得るのですが、そのまま素直には受け取れない現実も……)を視野に入れての希望の表れです。
また「8050問題」もありますネ。
「8050」と言う数値は、シンボリックな言い方です。
これは、50歳の引きこもり者が、高齢化した両親の年金を当てにした生活の社会問題です。
私のかつての知人がそうでした。
そのご婦人は、とてもスピリチュアリティの高い方で、会合後よく駅までるきながら、お話させて頂きました。
かくして65歳を過ぎて70歳を超えても働きたいと思っている人が増えてきています。
これから私たちシニア層が、経験していくこと(ライフイベント)は、仕事をどうするのかどうかや、両親の介護や死亡(経験済みの方も多いと思います)、自分や配偶者の病気やセルフケア、終活等でしょう。
仕事に関しては、前稿と前々稿で触れました(投資等は性格柄、触れていません)。
これらも一つのご提案です。
以前触れたように、仕事に関しては、思考→言葉→行動→習慣→人格→人生→運命思考を変え、言葉を変え、行動を変え、習慣を変えていきましょう。
前稿等の情報提供等を参考にしてPCやSNSのリテラシーを磨き、マインドセットし、行動(アクション)を起こしてください。
行動しなければ、何も変わりません。
また、これからのシニア世代の私たちにとって、終生に関わる人間関係にも大きな変化が生じてきています。
最近は、ほとんど会葬儀にご縁がありませんが、恐らく私自身にとっては最後と思われる、かつて大変お世話になった某理事長の葬儀は、大変の参会者でした。詳しくは失念しましたが、〇〇関係者、〇〇関係者、〇〇関係者と受け付けも幾つもありました。
今では、創業者・経営者でも、家族間での葬儀が増えてきていますネ。
「8050問題」の逆バージョンとなりますが、シニア層の方々は、「子どもには世話になりたくない」方々が増えています。
子どもたちの現状として、非正規社員として従事者が40%近くに及んでいる現実も、一方にはあります。
その意味合いから言えば、シニア世代の独立化時代とも言えるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。