シニア世代のホリスティックライフプラン -スピリチュアリティとは─
7月に入りました。
ということは、
今年も半分終えたことになります。
早いですネ。
首都圏ではコロナウィルスが、また増えはじめているのも気がかりです。
すでに述べたように、WHO(世界保健機関)の代替案の健康観は、
- 身体的
- 社会的
- 精神的
- 霊的(スピリチュアル)
の4つの面において良好な状態としていますが、霊的(スピリチュアル)という概念がとかく取り上げられます。
このスピリチュアティやスピリチュアルと言う形容詞については一般の人は、
宗教?
聞いたことがない、といった反応が多いとも言えるでしょう。
ただ、シニア世代の方々にとって、考えてほしい言葉なのです。
生きる意味とは?
死んだらどうなるの?
自己を見つめる(自己内省)
自分を取り巻く(超)自然の世界、など。
随分以前から大手書店では、精神世界のコーナーが設置されています。
テレビの放映ではスピリチュアル・カウンセラーと自認する江原啓之&美輪明宏さんが「オーラ―の泉」が長く報じられました。
また米国では、エサレン研究所や、大女優のシャーリー・マックレーンの『アウト・オン・ア・リム』が爆発的に売れ、各国にも翻訳され、精神世界・スピリチュアルな世界のいざないを深めるきっかけとなりました。
この書籍を日本に紹介されたのは山川紘矢・亜希子夫妻です。
山川紘矢氏は、大蔵省(当時)の超エリート官僚でしたが、不思議なご縁で精神世界に転じられました。
私も2回位、両氏を招いて講座を開いたこともありました。
また、ガチガチの西洋医学の精神科医であったブライアン・L.ワイス博士が、キャサリンというクライアントを通して過去世へと導かれた『前世療法』も、同じく山川夫妻の訳です。
終活や“死”と正面から向き合うのに、スピリチュアルな世界を俯瞰し、自分を見つめるすることの大切さを強調しておきたいのです。
また、スイス生まれのアメリカの精神科医、キュプラ・ロス博士の死にゆく人と面談した一連の著作も、ぜひ一読してほしいです。
スピリチュアルな人は、心得ていて、スピ系でない人、スピリチュアルでない人の前ではスピリチュアルな話題を持ち出さないのです。
これは、一流の科学者もそうです。変人扱いされるのがオチと知っているのと、話す相手ではないと心得ているからです。
現代の日本人は、“死”への教育もなければ、死にゆく人への看取りも減っています。
家庭での死が減って病院死が一般化したためでしょう。
ですが、病院は私たちが亡くなると、遺体として葬りますが、生前を含めて、スピリチュアル(魂的)なケアをして頂けるところは、わずかしかありません。
地域での“死”儀式も、なくなっています。
かろうじて私が幼い子どもの頃、曾祖父が亡くなった際、街上げてのシーンをわずかに記憶しているのが最後でした。