シニア世代のホリスティックライフプラン ─人生100時代とは─
こんにちは。
今日も曇りの1日となりそうです。
安倍首相がよく「人生100年時代」と言うことを耳にしたことはありませんか?
安倍さんが「人生100年時代」という言葉を繰り返すとき、安倍さんは、現実を分かっているのかと、たえず疑問に思っていました。
本稿では、この点をできるだけ明らかにしたいと思います。
結論を言うと、私の誤認、勉強不足でもあったのです。
全面的とは言えませんが。
大元は、ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン・アンボリュー・スコット教授の『ライフ・シフト100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)にありました。
いわば、この考えは、未来経済社を描いた構想にあります。
寿命の長期化により、先進各国の2007年生まれの2人に1人が、103歳までに生きることができ、そのための社会構築・基盤創りが必要だ、というのです。
首相官邸において2017年9月に「人生100年時代構想会議」が発足。
以下の4つをテーマとして、来るべき超長寿社会における議論が展開されたとのこと。
- すべての人に開かれた教育機会の確保、負担軽減、無償化とリカレント教育の推進
- 高等教育の改革
- 新卒一括採用だけでない企業の人材採用の多元化、そして多様な形での高齢者雇用
- これまでの若年者・学生・成人・勤労者、退職した高齢者という3つのステージを前提に、高齢者向け給付が中心となっている社会保障制度を全世代型社会保障へ改革していく。 ※首相官邸HPより。
これらを考え合わせると、以下の4つにまとめることができます。
・幼児教育
・高等教育の無償化
・大学改革
・高齢者雇用
また、これまでにリンダ・グラットン・アンボリュー・スコット教授と有識者との意見交換会も数回にわたって実施されてきているとのこと。
詳しく知りたい方は、同教授の著書をお読みください。
少なくとも、私自身は、人生100年時代の大枠を今は理解してはいます。
シニア世代を控えている方々や、前期シニア世代の方々には、これらを踏まえたライフプラニングが求められてきているのは事実のようです。
また識者によれば─、
- 過去の資金計画は崩壊し、労働市場は大きな変化する。
- 男女の役割分担の変化
- お金に換算されない資産のクローズアップ化
──を指摘しています。
私たち、シニア世代の多くの方々は、「男は一家の大黒柱」として育ちました。
それが崩れ行く時代に加速化していくのです。
また、上記のお金に換算されない資産のクローズアップ化にも注目してくださいネ。
さらに「キャリアプラン」として企業教育での「キャリアプラン」は私も仕事としたことがありますが、
シニア世代の方々、シニア予備軍の方々にとっては、その枠組みではなく、それを超えた、ホリスティックな生涯を見据えた自律的なキャリアプラニングが求めれてきている時代に来ていると思うのです。