ホリスティックライフプラン ─所感─
こんにちは。
今年も後半に入り1カ月が過ぎようとしています。
さて本題に入ります。
ひと昔前には、ライフプランと言えば、夫婦2人に子供2人をモデルにおけば、7,8割以上が、そのモデル枠に入っていました。
ところが、今は、その基本モデルが通用しなくなりました。
その1つの大きな理由は、非婚化・晩婚化・生涯独身化にあります。
結婚をしないで、生涯独身を貫く人は20%位の現在です。
非婚化の背景には、非正規で働く人の比率が増えていることも指摘されます。
男女の役割にも変化が見られます。
コロナ禍の後、結婚願望の女性が増えてくるという予測もあります。
また子供たちにも変化が見られます。
「男は一家の大黒柱」と言う考えを敬遠し、頼ってくる女性を敬遠している男性も増えているとか‥‥。
女のお子さんでしたら、育児や仕事を持ち、超忙しいのです。専業主婦と言う言葉が死語になる位、働いている女性が多くなりました。
親(オヤジ)の心配までしていられないのです。
そういう訳で、
シニア層の多くが「子どもの世話になりたくない」の声もよく理解でします。
だとすれば、ますます自立した、ライフプラン=終活が求められますネ。
さて非婚化・晩婚化に焦点を合わせると、
またもうちょっとひと昔前には、仲人をする人も多く、その仲人さんが“縁結び”の神様でした。
私が仲人(雇われ仲人)したカップルは、3組でいずれも離婚しました。0勝3敗です。
父が実質仲人したカップルは、7勝8敗位でした。
今は結婚相談所が、その役割を担っていて、その意味では、結婚の機会チャンスを与える機関となっています。
正式には、一部の大手では結婚相談所と言わないそうですが、ともあれ、その業界のトップの会社で、会員の方を対象にして研修をしたことがよくありました。
“自分力”を磨き、相手(異性)に好印象を与えるスキルを磨くっていう訳です。
集まって来る人数の男女比は、男性8割、女性2割と言ったところでした。
男性は、どう見てもおとなし過ぎる、見るからに引っ込み過ぎるという印象
他方、女性は、さらに自己表現力を高めたいという意欲満々なのです。
ここで、いきなり
メラビアンの法則の話に転じます。
メラビアンの法則をご存じですか?
マナー講師、新入社員研修をしている人には常識化している法則です。
メラビアンの法則自体が一人歩きしてはいますが、その人の他者へ与える印象は、
・言語情報:7%(コトバ)
・聴覚情報:38%(耳からの情報)
・視覚情報:55%(目からの情報)
──という法則です。
ある日のこと。
大学のゼミの現役生が教授の紹介で私の事務所に訪れて来ました。その折、私とコラボしている美人(?)の女性講師が机で事務を執っていました。
彼女は、高校時代は、進学校で新体操の選手でキャプテンを務め、某大学の
ミスキャンバスにも選ばれえていました。
彼が辞去した後、私の顔をまじまじと見つめながら、その彼女が、
「私、あの人は生理的にダメです!!」と‥‥
これにはハタハタ困りました。
生理段階でダメと言われたら、次には行けませんし、ずっと下の後輩にも言える訳にもいかず……。
こうなるとメラビアンの法則の定義も活かせません。
ひょっとして自分も、女性にどこかで生理的に嫌われているかも……と内省も……。
言語情報(言葉)7%+聴覚情報:38%で仕事をしている方も多いのですネ。
たとえば、コールセンター、クレーム対応、お客様相談室等です。彼(女)たちです。
ベテランになると、ある人は、言語情報+聴覚情報とで、相手の生活スタイル(背景)がイメージ出来るそうです。
また、
若い女子会の報告などを踏まえると、円満家庭が20~30%、普通で何と維持しているが60%前後、離婚をすぐ頭にイメージしているが20%前後かもと思っています。
私の造語ですが、人には「家庭形成能力」と言うものがあると、密かに思っているのです。
これだけでも多少のストレスです。
結婚生活自体、当初はおおげさに言えば、異性との24時間の異文化との接触からのスタートです。
箸の上げ下げで物議をかもしたり、それぞれの義母・義父の習慣でもめたりもします。
ある寒い冬の日の夜のことです。二匹のヤマアラシが、寒さに震えていました。
そこで、二匹は、身を寄せ合って、体を暖め合おうとしました。
しかし、それぞれが身にまとっている鋭いとげのために、二匹が近づき過ぎると、お互いのとげが刺さり合って、痛くてたまりません。
それでは、痛くないようにと、二匹が少し離れてみると、やはり寒さに震えてしまいます。
そこで、また、暖め合おうとして、二匹が少し近づいてみると、やはり痛くてたまりません。
そこで、二匹は、一晩中、近づいたり、離れたりを、いくどとなく繰り返して、ほどほどに痛みがなくて、ほどほどに暖かくて、ぬくもりが感じられるような、適当なふれあいの距離を見つけて、いつまでも幸せに暮らしました。
以上は、よく用いられているドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーの有名な「ヤマアラシのジレンマ」という寓話です。
今で言う、ソーシャル・ディスタンス(??)ですかネ。
長くなりました。
まずはお子さんたちが円満家庭であることを願いましょう!
このようなモデルなき多様化してきている私たちのシニア世代の環境下、お互い自助努力してゆきましょう!!