人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

ホリスティックライフプラン ─叱り方、ほめ方の体験記─

─叱り方、ほめ方の体験記─

 

こんにちは。

 

今日は「叱り方、ほめ方」の私の実際の体験記」のお話です。

 

本日は、叱り方、ほめ方で私が最初に体験したことをあなたに

シェアしてみたいと思います。

 

私は、学校機関で教務職に付いたことがあります。

 

わずか2年間だけです。

 

その後は学校機関の業界人を対象とした付属教育機関

転属しました。

 

その頃の話です。

 

先輩教師であるKさんから、K先生のクラス担任で問題児

である山田君(仮名)の面倒を見てくれないかと依頼を受けました。

K先輩教師は、やや背は低いものの、声は重量感があり、

がっちりした体型でいわば、体育系の教師のような印象がありました。

 

一方の私は体育系とは逆の体型でした。

 

しかたなく(??)私はその任を引き受けました。

 

頭では理解していた叱り方、ほめ方の対処法をするチャンス

でもあり、最初の体験でした。

 

するとやがて突然山田君は、職員室に私を訪ねてきました。

ポケットに手を入れたまま、素立ったままです。

 

私はそこでまず山田君に注意しました。

 

「大概の学生は、職員室に入ってくるときは、ノックするか

『失礼します』と言うよ。」と言い、

「だから君は勇気がある。」

「ただしな、勇気の発揮のどころを考えてみな?」

と言いました。

山田君は、しばらく考えていました……。

 

それから山田君との交流が始まり、深まりました。

 

私を訪ねてくる回数が増えてきました。

 

そんなある日のこと。

 

「山田君、悪いけど今日はこれから新宿の紀伊国屋書店に行かなくては

いけないでの時間が取れないんだ。」と言いました。

すると山田君は

「一緒に行ってもいいですか?」と言ったので、

「もちろん、いいよ、退屈するかもよ。」と私。

 

書店で本を探していた折、館内アナウンスが流れてきました。

「ただいまより、〇〇さんと△△のサイン会が××

において開催されます」と

 

その声を聞いて、山田君に指示しました。お金を渡し

「色紙を買ってくるように」と。

 

しかし待てども暮らせども山田君は、一向に戻ってきません。

随分待たされました。

やがて戻って来ました。

山田君曰く。

「万引きを捕まえたんです。」と

 

事態の状況を呑み込めない私が無言でいると

「俺じゃないスすよ。俺は捕まえたほうですよ」と言いました。

 

「まぁ、良かった。無事で。では急ごう!」

 

実は作家の○○さんは、私の大学時代の同期で、

しかも同じクラスメートだったのです。

彼の著書は今でもベストセラー作家となっている大御所なのです。

 

それで、

「〇〇君(友人へ)、山田君のために色紙書いてくれないか?」

と依頼し、「なんて書くな」言いながら、私の希望は叶えられました。

山田君にとってその色紙は大きなプラスの励みの材料になりました。

 

その後、山田君との交流は続きましたが、教務職を離れ、

別ビルに移転して以来、学生諸君の交流はいつの間にか

途絶えてしまいました。

 

でも彼と似たタイプに出合うと懐かしく思い、今でも

親近感を感じてしまいす。