人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

ホリスティックライフプラン ─マズローの欲求5段説の先にあるもの―

こんにちは。

猛暑は依然として続いています。

お元気ですか。

高畑吉宏です。

 

今回はマズローの欲求5段階説を取り上げます。

マズローの欲求5段階説は有名で、多くの人たちは

これを説明材料にしております。

 

が、晩年マズローがたどり着いた自己超越欲求

説明をしている人は少ないようです。

 

では─、

まずマズローの欲求5段階説

順を追って説明しておきますと、

マズロー人間の欲求を以下の5つの段階があると唱えました。

それぞれの欲求が満たされないと、

次の欲求へと発展していかないと言われるものです。

・生理的欲求

・安全の欲求

・所属と愛の欲求

・承認の欲求

自己実現の欲求

 

これらの欲求は、ピラミッド型を成し、

その頂点が自己実現への欲求です。

 

まずは以上の5つの欲求の説明をし、

最後に自己超越の欲求について述べます。

 

・生理的欲求

この欲求は、睡眠、食事、排泄などを満たす

生物的段階の欲求です。

睡眠することが出来なかったり、快便が出来なかったりすると、

欠乏意識に苛(さいな)まれ、次の段階に進むことは出来ません。

 

・安全の欲求

生理的次元の欲求が満たされると、生命、生活、財産等

が安全であることを望みます。

幸いにも私たち日本人は、憲法には

これらが保証されています。

ところが、今わが国はコロナ禍、ウィズコロナ

の長期化により、不安の中に生きています。

コロナのパンデミックな状況、

すなわち新型コロナが世界的規模で流行しており、

わが国の政府はもとより、大きく言えば、

人類的な克服課題となっております。

 

・社会的欲求

以前述べましたように、人間は社会的動物と言われ、

どこかに所属していたいと言う欲求が生まれてきます。

企業に属せば帰属感は生まれます。

企業人であること、公務員であること団体に属していることが

社会的欲求を満たすことになります。

最近は、ウェブメディアの仕事が猛烈な勢いで進化しています。

これらの場合、フリーランスで起業することも多く、

人とのつながりを欠くと、孤独感・孤立感・空虚感

も助長しています。

 

・承認欲求

以上の欲求が満たされると、人から認められたい、

評価されたいという欲求が生まれてきます。

人事制度も、人間の承認欲求がないと成り立ちませんね。

大手企業の課長さんともなれば、知人や友人、家族、

取引先でも「承認」されることになります。

 

ただし、最近の新入社員の意識調査を見ると

80%位の新人が、課長になりたいとは思っていないという、

データがあります。

むろん、働き始めて、その意識は変わる可能性は考えられます。

マズローは、この意識段階にとどまることは、

“危険”であるとも指摘しています。

他人からの評価よりも、自分自身の自己肯定感、自己信頼感、

自己尊重感が大切であると‥…。

この欲求がブロックされると、無力感、劣等感に苛まれると

言われています。

 

自己実現欲求

5段階のピラミッドの頂点が自己実現欲求です。

この欲求が満たされているとは、自分自身の能力を最大限発揮し、

自分が社会で受け入れられ、現実世界で具体化されている状態

といえるでしょう。

 

 

 

以上が世間で言われているマズローの欲求5段階の説明です。

 

ところがマズローは晩年になって、これらの欲求階層

の上にもう1つの段階があると発表。

それは自己超越の段階です。

自己超越とは、一言で言えば、他者や自然、神なるものとの

繋がりといえるのではないでしょうか?

 

たとえば、幼き頃から努力して、優れた大学に入り、

刻苦精励し、やがて大手企業の経営者として大成功を収めました。

政財界でも名前を知らない人になりました。

が、その人が死に直面し、自分の過去を振り返り、夫婦愛、

子ども達への愛を感じ、ひたすら、感謝にあふれ、

最期を迎える実例があります。

また、

ITベンチャー企業で大成功した経営者が、

どこか心に欠乏感、寂寥感を抱く成功者も多いと聞きます。

持つこと(Having)することから、あること(Being)ことへ

の目覚めに気づいた人は自己超越の段階へと歩み始める

ことになります。

 

これについては、もう少し私の思考が整理できた段階で

シェア出来れなと期しています。