シニア世代&準シニア世代のためのホリスティックライフプラン
補完代替医療に利用するに当たって その2
こんにちは。
お元気ですか。
高畑吉宏です。
本テーマはシリーズで前稿からの続編きです。
代替補完療法を積極的に活かして選択する場合、
基本姿勢としてセルフヘルプの立ち居から選ぶべきだと思うのです。
この“セルフヘルプ”という言葉は意味が深いです。
柳原 和子の『がん患者学』で述べていらっしゃるように、患者として賢い知識・情報を身に付けることと、ほぼ同義な言葉として理解して頂いていいと思います。
ひょっとしたら、病院で隣り合わせた患者さんとの世間話から、思わぬ情報得ることができるかもしれませんが、今はたいがい皆、話し合うことを避けている風潮なので、その可能性は低いですね。
「同病相憐れむ」ではありませんが、入院生活の場合、同室の人とは24時間一緒であり、お互い孤独でもあるし、あいさつしたり会話したりするケースがあるでしょう。
同病者の場合、そこから思わぬ情報が得られるかも知れません。
そのようなケースを私は知っています。
それが発展したような形態がセルフヘルプ・グループです。
セルフヘルプ・グループは、営利団体でないことが基本なので、セルフ・ヘルプから情報を得ることも大変貴重ですね。
代替療法とセルフヘルプとは相性がいいのです。
再び、この世界のオピニオン・リーダーであるアンドルー・ワイル博士に登壇してもらうことにします。ワイル博士はこう言っています。
- 現代医学に治せない病気を現代医学の医師に診せるべからず。
- 現代医学が得意とする病気を代替療法の治療家に診せるべからず。
ワイル博士の現代医学が不得意な分野とは、
ほとんどの慢性・消耗性疾患、大部分の精神疾患の効果的な対処、大半のアレルギー疾患の治療、心身相関疾患の効果的な対処、多くのタイプのがん治療等々をあげています。
反対に、現代医学の得意なものとして、
外傷の治療、精密な診断、内科的・外科的緊急事態の処置、損傷した関節の復元、再建手術等をあげています。 『癒す心、治る力』
以上は一応の目安に過ぎないことをご理解ください。
この時点ではまだ代替療法に過剰な期待も禁物かも知れません。
あるデータによると、日本の患者の多くは、今通っている医師には、自分が代替療法を使っていると伝える人は少ないようです。
ムリもありません。日本の医師のほとんどが、代替医学を学んでいませんから、話してもスムースには伝わらないのが普通でしょう。
私たちが、私の立ち居である、ホリスティックな存在である限り、精神/身体/社会/霊性の各々の側面においてアプローチが可能だと思われます。
端的に言えば、かつ日常生活に限ってみても私たちは、モノを食べ、ヒトや家族と関わり、夜は寝ます。
これらのどこかにも課題点があるかも知れません。まずは快食・快便・快眠が健康づくりの基礎ですね。
今、病気の主因のほとんどストレスであるという指摘もありますが、ここでは、そのことは触れないでおきます。
最後にメアリー・モートン&マイケル・モートン夫妻は共著『最高の代替医療を選ぶ五つのステップ』において次の5つをあげています。
- どのような選択肢があるか調べる。
- 自分に良いと思われる代替療法についての情報を最大限、収集する。
- その情報に基づいて取捨選択をする。
- 選んだ治療家に面接して、納得する。
- その治療家とパートナーシップを築く。
最後に選択する場合は、理論的面、合理的面だけではなく、直感、相性、雰囲気等を踏まえて、決断しましょう。
なにせ、あなたの“命と健康"とを共にするパートナーですから…。
今回で代替療法についての私が理解している情報のご案内はひとまずとします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。