人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

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代替療法 -ホメオパシーの現況ー

シニア世代&準シニア世代のためのホリスティック健康づくり

 

こんにちは。

高畑吉宏です。

 

今回は引き続いて代替補完療法、そのうちのエネルギー療法ホメオパシーについてのご案内です。

ホメオパシーの有効性については、諸説分かれるところですが、米国の実情については、大和薬品様のレポート

https://www.daiwa-pharm.com/info/world/2447/ がありますので、それを参考にしながら、本稿をまとめていきたいと思います。

 

同レポートによると、米国ではホメオパシーのブームが再燃しているとのこと。

 

以下は、その要約です。

詳しいことをお知りになりたい方は、上記のURLをご覧ください。

 

同報告書によれば、当たり、人間を「体、心、気、霊性」などの全体像としてとらえるホリスティック医学への関心が高まるようになる。ホメオパシーもその流れに乗っているといえるだろう。ホメオパシーの本格的なブームは90年代に入ってから。

それまで健康食品店など限られた店でしか手に入らなかったホメオパシーの治療薬が、Kマートなど 大手量販店でも買えるようになったことが大きなターニングポイントとなった。

ホメオパシー治療薬は、連邦食品・医薬品局(FDA)の食品・医薬品・化粧品法のもとに製造・販売が認可されており、処方箋なしで手軽に購入できるのも人気の秘訣といえるだろう。

不眠、筋肉痛、頭痛、胃痛、アトピーや花粉症など幅広い治癒範囲

昨年、内科学会誌に掲載された調査報告によると、アメリカでホメオパシーの利用者は過去10年間に500%増加。また、米ホメオパシー薬剤師協会の調べでは、ホメオパシー治療薬の総売上は昨年約4億2500万ドルを記録したといわれる。ある物質を健康な人に投与して症状を起こさせる実験を「プルービング」という。

ホメオパシーの各治療薬がどんな症状に効くかの重要な情報源となる。プルービングにより現在、確認された治療薬は約2000種類。すべて植物、鉱物、動物といった自然界に存在するものから作られる。

ホメオパシー療法は、患者一人ひとりの細かい症状を調べ、症状の全体像に対応する治療薬を検討する。利用範囲は、インフルエンザ、耳の痛み、不眠、筋肉 痛、頭痛、胃痛から、慢性病といわれるアトピーや花粉症、リューマチなどの自己免疫疾患、ガンやエイズが引き起こす症状まで幅広い。

そして、最近、注目されているのが精神障害への効能。全米総人口の11%を苦しめているというパニックアタックといった症状にもホメオパシー治療薬が功を奏するといわれる。

また、年間1480億ドルといわれる精神障害医療費の6%近くを占める強迫観念症にもホメオパシーの有効性が注目されている。既存の 医薬品よりもホメオパシーが効くという報告まであるほどだ。

効くのはただのプラシーボ効果と批判もこうして西洋医療のいき詰まりから見事に返り咲いたものの、ホメオパシー代替医療のひとつ。他の代替医療と同じように、現実に疾患が治り、効くことは分かっていても、具体的な効き目のメカニズムが科学的に解明されていないことから、西洋医学一辺倒の医者や科学者らの間から効果を疑問視する声が挙がっている。

主だった声をひろってみると――・「病気を引き起こすものが、病気を治す」というのは矛盾している。・元の分子が確認できないほど薄めたものがなぜ効くのか?・効くのは、「薬を飲んだから治る」という単なる心理的効果(プラシーボ効果)にすぎない。・効き目のメカニズムが科学的に解明されていない。

   権威ある医学誌「ランセット」で効果の検証報告を掲載

しかし、こういった疑問が指摘される中、効能を裏付ける研究報告も次々と発表されている。権威ある医学誌「ランセット」に1997年、ホメオパシーの効果に関する89の研究報告を検証した結果を掲載している。

ホメオパシーが効くのは、心理的効果(プラシーボ効果)かどうかを検証。結果、ホメオパシーは、薬理作用のない物質を実薬と同じように加工したプラシーボ(偽薬)よりも効き目があることがわかったと結論づけている。

最近では、アレルギー、子供の下痢、インフルエンザへの有用性を科学的に立証したバージニア州のサムエリ研究所の研究報告が内科学会誌に掲載され話題を呼んだ。ホメオパシーに関して、常にさまざまな議論が行きかうが、大事なことは「現実に治っている患者がいる」という事実だ。他の代替医療と同じく、西洋医学と併用した治療の選択肢のひとつとして今後ますます注目されそうだ。

                 https://www.daiwa-pharm.com/info/world/2447/を要約

 

わが国での日本医学会の見解は以前のブログで記したとおりです。

私的な意見としては、私たちは医療の消費者の立場として選択肢が増えることは、良いことに間違いはありません。

医学従事者(医師、歯科医師、薬剤師等)を会員とした「日本ホメオパシー医学会」があることも前の稿でご案内しました。

 

ただ、私の経験を含めて言うと、欧米(やインド→インドはホメオパシーの研究が進んでいる)のように、日常的にホメオパシーレメディを入手することは出来ません。

 

よって選択肢の1つは、ホメオパスホメオパシー医)に相談することが1つの選択肢です。

もう1つは、関連書籍を読み、自分に合ったレメディを日本の販売店から購入することです。

この場合、販売店からは薬事法の制限で、効能・効果はアドバイスを得ることは出来ません。

 

わが国のホメオパスの現状は、様々だと思います。

 

まず基本は「自由診療」です。よってそれなりの医療費は覚悟しなければなりません。ホメオパスには、親切な、かかりつけ医のマインドが求められます。

よって、第一印象や、短時間で診断が終わってしまうような医師であれば、自分への教育費だと思って早めにあきらめましょう!

 

ホメオパシーは、基本的に“からだ”にやさしい療法ですので、私たちの選択肢としておくことは大切なことだと思っています。

 

ただし、重篤な病気である場合、西洋医学のドクターまたはホリスティック医学や統合医学に通じた医師の相談を必ず受けることがとても大切です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。