人生100年時代 自己発見の旅を深めよう!
こんにちは。高畑吉宏です。
1.自己発見の旅を深めよう!
話を前々回の本筋に戻しますネ。
私たちが持つ健康のイメージ ─その成長過程─ - 人生100年時代を幸せに生きよう! ライフプコーチ&カウンセラーの徒然日記 (hatenablog.com)
前々回、マズローの欲求五段階説を用いて私たちの自己成長とWHO(世界保健機関)の代替案の健康観を述べようと試みました。
それを敷衍(ふえん)する形で、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
WHOの代替案は、健康の構成要因として、①身体、②精神、③社会、④霊性の4つを掲げています。
ということは、
あなたは健康ですか?
と聞かれたら、
- 身体的に良好な状態であること
- 精神的に良好な状態であること
- 社会的に良好な状態であること。
- 霊(スピリチュアル)的にも良好な状態であること
の①~④を確認しながら、答えなければなりませんネ。
これに近似した健康観、医療観が日本ホリスティック医学協会の以下の定義です。
『人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。』
「西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法などの各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。」
「病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をたえずめざしていく。」Copyright(c) Japan Holistic Medical Society
以上は、(ホリスティックな)医学から見た定義です。
この日本ホリスティック医学協会の定義には、スピリチュアリティ(Spirituality)の概念が組み込まれています。
2.なぜ、私たちはスピリチュアリティ(霊性)に関心をいだかないのでしょうか?
スピリットいう英単語は、魂と置き換えても、ほぼ同義です。
1つの理由は、普段の日常生活で忙しいことや、核家族化した現在、地域に根差した信仰が薄れ、霊的なるものにご縁がないことも挙げられるでしょう。
その一つの例としてコンビニよりも多いと言われていた神社の数が最近では激減しています。※文化庁調べ
また「霊的(スピリチュアル)」と聞いて、尻込みする人たちも多いせいでしょう。
加えて、俗にいうスピ系のハウツーまがいの出版物やセミナーが跋扈(ばっこ)していることもあるかも知れません。
霊性に関心ある人も心得たもので、スピリチュアリティに感心のない人に、本能的に話題にもしないのも事実です。
また、霊的話題=宗教ととらえている人も多いです。事実、一度や二度にわたって、宗教への勧誘を受けて、トラウマティックな体験をした方も少なからずいらしゃるようです。
宗教アレルギーの人は多く、霊性=宗教と思い込んでいる人は多いのです。
3.あなたは“死”は怖くないですか?
高級マンション老後を過ごしている人たちの最大の願いは、「健康長寿」だそうです。
ただし、健康長寿は永遠に叶いません。必ず死を迎えるからです。
だとしたら、
いつかは必ず向こうのほうから訪れる”死”とは何か?
死んだらあの世はあるのか?
という一見素朴で、深いテーマに逢着することになりますけれど、またこれに向い合うことにより「生きがい」や「自己発見」を見出すことができるのだと思います。
実はマズローは晩年になって、欲求六段階説を唱えました。
4.トランスパーソナル心理学の誕生
晩年のマズローは、自己実現欲求がなされた後、さらなる欲求があり、それを自己超越として捉えました。
そして、スタニスラフ・グロフとの話し合いによって、トランスパーソナル心理学の誕生と相成りました。
その翌年にマズローは亡くなりました。
ある意味、トランスパーソナル心理学は、心理学を超えて精神医学、社会学、物理学、非日常体験、宇宙物理学、政治経済等を包摂したものです。
5.まとめ
現在、「生と死」、「あの世のこと」を科学的な真摯な態度で学ぼうとする場合、私にとっては─、
- 心霊科学(スピリチュアリズム)
- トランスパーソナル心理学
─この二つの選択肢が真摯に取り組めるライフ課題なのです。
以降、徐々にこの①と②について共有していきたいと思っております。
※もっともグリフらの著作は、膨大で難解でもあるので一定のタームをおいて触れていきたいと思います。
私は、大手企業関連の研修コーディネーターであるとともに、個人のクライアントさんにはライフコーチ&カウンセラーでもありますが、仕事の上では、スピリチュアルへのいざないをするものではありません。念のため。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。