人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

会話上手になろう!

こんにちは。髙畑吉宏です。

 

私たちの普段の生活は、言葉を交わすこと(対話、会談、会話等)で成り立っていますので、自分の思いを言葉で表現することは、とても大切なことです。

 

1.会話の相互理解度は?

ところが、この広義の会話がギクシャクすることがあります。普段の会話は、各々の以下のような立場や役割から発されます。

・妻(夫)から夫(妻)へ

・上司(部下)から部下(上司)へ

・先生(生徒)から生徒(先生)へ

・親(子ども)から子ども(親)へ、等々

 

さらにこれに加えて年齢差と性別(セクシュアリティ)の要因等が加わります。

 

かつてビジネス部門の大手出版社の部長と懇意だったころ、これをテーマにしたかったのですが、よく理解されませんでした。

 

私が頭の中にあったのは、次のようなイメージです。

・研修講師が男性の年上で受講者若い女性の場合

若い女性の研修講師で受講者が年上の男性の場合

・研修講師が年上の女性で受講者が若い男性の場合

・研修講師が男性の年上で受講者が同年齢層の場合、   

 等々。

 

性差(セクシュアリティ)間のコミュニケーションについては、まだ勉強不足ですが、以下のような一般的事実だけは把握しています。

 

研修講師が年上の女性で受講者が若い男性の組み合わせの場合は、多くの場合、うまく作用するケースが多いようです。

女性の方は、見守る姿勢、育てる愛が本来備わっていて、それが一体化し、教育の場で、その情熱が発揮されるのです。

 

ここで話を転じます。

 

2.自己表現力の長けた方々

少なくとも、現代では、自己表現をしていく時代なのですが、自己表現の上手な方、頭の回転が速い人が、必ずしも、頭のいい人、思慮深い人とは限らないという事実です。

 

テレビ時代で早口で頭の回転力の良さは、というとかつての久米宏さん等辺りが頭に浮かんでくるのです。

彼(女)たちのリアクションは、素晴らしく、頭の回転の遅い私は付いていくのが精一杯!

 

専門家や人のタイプによっては、相手の言葉を,いったん内へと向かわせ、その内なる声を言葉として表現するのに、「間」を要する人たちがいます。

その意味合いから言えば、テレビ時代には不向きなのかも知れません。

 

そういえば大昔、野球の解説者で名を馳せた人が居ました。

彼の口癖は

「何と申しましょうかね。……」という切り口から始まるのが常でした。

その言葉を発している最中に、内なる声へアクセスしていくプロセスだと今は理解しています。

 

またかつての大平正芳首相は、訥弁でした。

「あぁ、うぅから始まり、訥々と答えていらっしゃったのを記憶しています。

 

「間」の取り方が上手い人ばかりが私たちの周囲に居るかというと、そうでもありません。

むしろ、少ないかも知れません。

そこで、自己表現が苦手な人は、ますますそのままで我慢をしていて、なんだか損をしている不全感に陥っている場合が多くみられます。

 

上司がその逆であれば、ますますその感情は増幅します。

 

具体的な事例をあげて説明します。

 

Yさんは、某教育機関の営業職で、講座の販売促進を担当していました。事実上の彼の上司は、同機関の経営を任せられているK女史でした。

 

K女史は、私の友人でもあり、性格もよく知っている人でした。彼女は自己表現力もあり、自説を巻きたてるタイプ。上層部の受けもよく、それゆえ、教育機関の経営を任される立場と相成りました。

 

よくよく話し込むと、思慮深さに欠け、価値の違いの異説を受容する能力は豊かでないことも存じ上げていました。

このような人は、とかく自分と相性の良い取り巻きを作りやすい傾向にもあるようです。

 

当然のごとくYさんは、その範域に入ってはいません。ところが、Yさんの話をよく聴くと、K女史が負うべき、結果責任まで、自分のタスクのように命じられておりました。

 

当然、Yさんは、ストレスを感じます。

 

立場と役割の力関係において上の立場にある人は、その言動がストレッサーになっていることを自覚しなくてはなりません。

 

と同時に私たちは、取り巻く人間関係において自分を不快感や自己否定感を抱かず、相手に対しても不快感を与えることのない自己主張の方法を身に付けなければ、この負の連鎖から脱し得ないでしょう。

 

できれば、次回は、この点にフォーカスしてお伝えしたいと存じます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。