内気で自己表現が上手くできないと思っている方へ
こんにちは。
髙畑吉宏です。
いかがお過ごしでしょうか?
今回は以下がテーマです。
1.内気で自己表現が上手くないと思っている方へ
かつて私の先輩のカウンセラーがいらっしゃいました。
その方は、四ツ谷駅の近くで事務所を開いていらっしゃいました。
著著にも「内気な人の話し方」といったタイトルがよくありました。
とても内気な人でした。
だが友人はたくさんいらっしゃいました。
その先生曰く。
「自分は人の抱えている悩みがよく知ることができる。これを天職としよう」と。
奥様はピアノ教師で、彼を支えていらっしゃいました。
先生から学んだことも多々ありました。
職場や家庭で自己表現が下手だと思っている方は、不満感、不全感に苛まれていらっしゃることでしょう。
実は、自己表現に長けている方は、自分自身が、ストレッサー(=ストレスを与える人)になっていることには、存外、気づいていないケースが多いのです。
能弁家型である場合が多いケースです。
ゆえにその相手の人(部下や妻(夫))は、その分、ストレスを感じてしまいます。
2.対処法 その1
相手が心を開くためには、相手の人(上司・妻等)が、心に余裕がなければなりません。
そのためには、少なくとも、以下のクッション言葉が欠かせません。
・「課長、今、少々のお時間を頂けますでしょうか?」
・「夕刻、16:00に帰社しますので、その後、30分
間、お時間をいただけますでしょうか?」
・「〇〇のこと、夕食の後、相談したいけど、大丈夫?」
等々
対処法 その2
まずは私メッセージ(Iメッセージ)とあなたメッセージ(Youメッセージ)とを使い分けしてみませんか?
たとえば、職場の場合
「○○の件、(あなたの)おっしゃることは、理解しました。ですが、(私は)今、△△の件で手一杯です。いかがいたしましょうか?」と問い返す。
内心では、ムリにいやいやながらつい引き受けてしまうのが内気な人の特徴でもあります。
かくして一度、上司の意見をうかがってみましょう。
その3.自分の立場を鮮明に伝える
その1つは、PREP法です。
PREP法とは以下の手順による会話法です。
Point :要点(結論・主張)→結論・自分の主張をまず先に言うこと。
Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する理
由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point :要点(結論・主張)→理由と具体的例述べ、最後に結論・自分の結論と主張を述べて締めくくります。
もう一つは、SDS法の応用です。
・Summary(要点)
・Details(詳細)
・Summary(要点)
実はSDS法等は、私たちの日常生活ではしばしばお目にかかっている方法です。
たとえば、ニュース番組です。
ニュースでは最初にニュースの大項目が放映(=事前告知)されます。
アナウンサーは、それに従って順々に各々の詳細を伝えていきます。
PREP法でも、SDS法でも、どちらでも結構ですので、自分の立場や現況を理路整然と伝えるスキルの向上を図っておきましょう。
これを押さえておくと、
・「君は何が言いたいのかね」
・「あなたがいいいことがよく分からないわ」
といった応答にはならないはずです。こうなるとますます負の連鎖で気持ちが落ち込んで引き込んできます。
残る問題は、どのように主張していくかと多少の「勇気」です。
自己主張の仕方には効果的「アサーティブな表現方法」がありますが、いずれ次稿以降でお伝えできればと思っております。
こればかりは小さな成功体験を積んでいく実践努力に負うしかないのです。