人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

さまざまなストレス症候群

 

高畑吉宏です。

いかがお過ごしでしょうか?

本日は、現代に生きる私たちと関わる可能性のあるストレス症候群についてシェアしたいと思います。

 

症候群とは、原因は不明なのにもかかわらず、いくつかの症状があらわれるもので、シンドロームとも言われています。

医学用語です。

 

多くの症候群がありますが、代表的な今、課題となっている症候群について触れたいと思います。

 

5つにまとめて、①職場関連のもの、②ハイテク社会特有なもの、③女性にみられるもの、④中高年層にみられるもの、⑤生活習慣にとして表れるもの、その他を、順を追って触れたいと思います。

 

これから述べるような特徴がみられたら、いち早くセルフケアに心がけたいですね。

 

セルフケアがメンタルケアの第一歩なのですから……。

 

〇職場関連でみられる症候群

・5月病

ひと昔は、主に新入社員を対象に用いられていましたが、今では、環境の変化でストレスが原因で起きる、進学、昇進、転居が原因とされるものですが、

正式な医学用語ではありません。

 

・サンドイッチ症候群

上司を立てれば、部下が立たず、両方立てれば、わが身が立たず、という状態です。

まさにサンドイッチ状態。中間管理職にみられるものです。慢性的な疲労感、不眠などを招きやすいと言われています。家庭内でも子ども、両親の間に起きる場合もあります。

 

燃え尽き症候群

燃え尽き症候群とは、別名、「バーンアウト症候群」と言われるものです。

一生懸命努力しても認められない、または努力した結果の後にみられる虚脱感のような状態に陥ってしまう状態。

 

職場とはまったく関係ありませんが、自分の目指す大学に合格した受験生が、陥る目標の喪失、無気力感、虚脱感をイメージしてもらえれば、分かりやすいですね。

 

社会人の場合──、

・欠勤が急に増える

・仕事にミスが増える

・仕事への意欲の喪失

・朝起れない

──等がみられます

 

サザエさん症候群

日曜日の夕刻にTVで放映されていた「さざえさん」になぞらえて名付けられた症候群です。

この時間帯になると、ビジネス・パーソンの頭は休みモードからONに入ってきます。

外国ではブルーマンディとも言われます。

憂うつになる、眠れない、身体がだるい等々として表れてきます。

この他に、「出社拒否症」、「人事異動後症候群」等もあります。

 

〇ハイテク社会にみられ症候群

・VBT症候群

現代の私たちのワーキングスタイル、ライフスタイルには、パソコン、スマートフォンが欠かせないツールになってきています。

また最近ではコロナ禍のせいで、ZOOM等の導入があります。これらの画面の表示の画面は「VDT(Visual Display Terminal)」と言われ、これらの機器を長時間使うことによって起こるものです。

目の疲れ、首や肩こりなど肉体的な症状だけでなく、イライラや不安、抑うつ状態になるなど、精神的な面にも影響を及ぼすこともある代表的な現代病の1つです。

電車の中でも、今は新聞を買ったり読んだりしている通勤者は、ほとんどいません。多くの人は、スマートフォンを見ています。

 

・テクノ依存症

この言葉が示す通り、コンピュータ・テクノロジーに依存し過ぎてしまった状態です。パソコン、スマートフォンをよく見なければ落ち着かない人は要注意でしょう。

コンピュータヘの過剰適応により、論理的回路による思考しかできなくなり、感情表現を喪失したり、多様で複雑な人間関係を回避するようになりで、落ち込んだり種々の身体症状を呈するようになります。

これに関したものに、「テクノ不安症」、「コミュニケーション・ストレス症候群」等があります。

 

お互い陥りやすいモノばかりですね。

ライフスタイルを見直してみましょう!

 

〇女性に見られる症候群

・結婚後後悔症候群

結婚後後悔症候群は必ず女性とは言えないかも知れません。

ですが、女性に多いのも事実です。

周りの人たちがほとんど結婚し、やがて自分も結婚したくなり、結婚生活に入ります。

ところが、独身の時代が自由でよかった、ちやほやされた、パートナーが思っていたほど、信頼できない‥‥、と後悔してしまうことです。

また同世代の未婚の仲間が仕事に活き活きと輝いている人たちを目にしてつい自分と比較してしまったりします。

 

・台所症候群

 台所症候群は、夫婦の不和、孤独感などが原因で無気力状態に陥ることを言います。いわば、

台所は、主婦の職場でもありますよネ。

主婦の“職場”の象徴である台所で家事をしたくない気持が強くなり、家事が手につかなくなってしまうのです。

 

考えてみると、三度三度の食事のメニューを考えるだけでも大変なのですね。

 

・空の巣症候群

空の巣症候群とは、子どもが独立した際、親が一時的に陥ってしまう症状のことをいいます。40代後半から50代の女性に多くみられる症状です。

子どもが手から離れて、やっと自分の時間ができる! そう喜んだの、もつかの間、なぜか毎日やる気が出なくて、体も重い……

これまで多くの時間を費やしてきた子育てが終わり、やがて親としての役割が終了してしまい、新たな人生の目的や生きがいを見出せずに虚無感を感じてしまうのです。

空の巣症候群により体に起きてくる不調としては、肩こり、頭痛、体の冷え、食欲不振、慢性的な疲労感などがあります。また精神面では、抑うつ状態、不安、焦り、イライラ、孤独感等々

更年期障害とも相まって、よりその症状が増幅させられる可能性もあります。

これに似た症候群には、「主婦神経症」、「専業主婦症候群」等々があります。

 

・ミドルエイジ症候群

ミドルすなわち中年ですが、よく「中高年者」と一括りでまとめられました。この言葉を聞くとき、どこまでが中年者でどこから高年者なのか??と疑問に思っていました。

現在のところ35歳を超え、36歳から45歳まで位をミドル層といっていいのではないかと思っています。

この年代になると、これまで培ってきた「アイデンティティ」が揺らぎ、同期との出世コースから破れたりもします。先も見え、下り坂が先々に見えてきたりもします。思秋期とも呼ばれたりもします。

 

・主人在宅ストレス症候群

主人在宅ストレス症候群は、ミドル層に限っているわけではなく、中高年や定年後の家庭でもみられます。

主人のほうはこれといった趣味もなく、暇を持て余している状態。三度の食事のメニューを聞いたり、介入したりする夫。

以前(1986年)、「亭主元気で留守がよい」が新語・流行語大賞を受けたことがありました。親父力、世帯主のイメージが崩れ去る言葉であると思ったものです。

 

・生活習慣に見られる症候群 

ここでは「睡眠障害」を取り上げてみます。睡眠障害には眠りに入れない「入眠障害」と途中目が覚める「中途覚醒」と早朝早く目が覚める「早朝覚醒」とがあります。多くは、「入眠障害」でさいなまれていらっしゃいます。5人に1人は睡眠障害を抱えており、国民病とも言われています。私自身は、眠りに入って、30分には熟眠できるかを一つの判断基準にしています。実際に参加者に問うて見ると、30分には入眠状態には入れるという方が、いつも多かったです。午前3時には目が覚めるという「午前3時症候群」の方も多いようです。

 

生きづらい現代なのかも知れませんが、まずはセルフケアに努めましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。