人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

コロナ禍の出来事を省察する

こんにちは。髙畑吉宏です。

 

1.コロナ禍の私たちの自粛生活を考えてみる

 

ウィズコロナの生活を強いられ、私たちの生活の行動域と選択肢は、確実に狭まってきています。

 

新種変異株によって感染領域は、九州圏(福岡)や中部圏(愛知)、東京圏、札幌等を中心としてその感染圏が広がっています。

そしてこの原稿を仕上げている時点で、広島県岡山県等の「緊急事態宣言」がすでに発令されました。

 

このような中、国会での与野党のやり取りを観て、「??」と思う方は、多いはずです。

答弁者の立場からすれば、うっかりとしたことは言えないことは分からないでもありません。言わない、言えないという立場が……。

 

その一方で、為政者や行政の方々には説明責任の結果責任を負っています。

 

ビジネスの基本の基本でもありますが、以下の6W2Hが欠けると、話を逐次確認しなくては会話が成り立ちません。

  • When(いつから、いつまで)
  • Where(どこで)
  • Who(だれが)
  • Whom(だれに、誰を対象にして)
  • What(なにを)
  • Why(なぜ)
  • How(どうやって)
  • いくらで(How much)

 

これを一言で具体化するには、まずは数値化することです。

企業で企画書を作成した経験のある人は、これらを必ず意識していたことでしょう。

 

ところが、国会の答弁では、

「適宜、適切に対応して参ります」とか

「先手、先手で対応していく所存です」というような答弁になっていることがあまりに多いことに気づきます。

 

これでは、先の6W2Hに照らしてみると。意味不明、言語不明瞭な答弁です。

事前に質問内容を明示しておいた、質問者も、「??」という印象を受けているようです。

 

2.平和の祭典、オリンピック・パラリンピックの開催  

 は?

 

コロナのパンデミックが終息しない中、つい先ごろまでは、聖火ランナーの放映がされ、その一方では、ランナーの辞退者も相次続き出ました。

「平和の祭典」というところが、肝かも知れません。

平和とは単に戦争がない状態ではないでしょう。

 

オリ・パラにボランティア参加を希望している方々も、具体的な手順書が未だ届いてもいない状態のようです。

 

大多数の国民は、よく理解しているようです。

 

そして、このような最中、オリ・パラの開催の延期・中止の声が多数者ですね。

ここに以下の二律背反的なメッセージが届けられています。

一方では、不要不急の外出は避けて!

その一方では、再来月には大イベントを行うということ。

 

3.ノーブレスオブリージュ

 

ノブレスオブリージュ」といわれるフランスの有名な道徳観があります。

身分の高い者はそれに応じて果たさねばならない社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観で、元はフランスのことわざで、貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならない」の意。

 

この言葉を打ち消してしまう行動が政治家、高級官僚、専門家が見られます。

そして一部の自治体の行政の組長等の「先駆け・抜け駆けワクチンの接種」が報じられ、後味の悪い思いをさせられてもいます。

 

4.まとめ

 

一昔、演技力豊かな庶民目線を想起させる市原悦子さん主演の「家政婦は見た」がロングシリーズ化しました。

そう、私たちは、いつも観、聴いているのです。

 

目力があり、自分の言葉で語り掛ける指導者の言葉を期待してやみません。

 

ノーブレスオブリージュの姿勢は、改めて上に立つ者、上司たる者、今、実践して欲しい道徳哲学ではないでしょうか。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。