ホリスティックライフプラン -シニア世代の生きがいについて(3)
北條吉宏です。
今回は、メンターについてのお話しです。
メンターとは、助言者、指導者と訳されるようですが、私は心友と思っています。
「心友」は正しい日本語ではありません。私の造語です。
メンターがいることで、方向性が見え、自分自身が成長でき、学びを得ることができます。
私たちシルバー世代にとってメンターを得ることは、大変大切なので、そのことについて触れていきたいと思うのです。
メンターという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれません。
研修業界や大手企業及びその関連会社等では、よくメンター制度を取り入れております。
現に私は「メンターの研修」を行ったこともあります。
人材開発において、たとえば、新人の育成に関して言えば、直属の上司やベテランが担当すると、新入社員は、年齢のギャップ、親和感等で相談しにくいため、通常、新入社員に近い方先輩社員が、メンターになります。
よって、メンターは、その指導に当たる人で、指導を受ける人をメンティ(このケースでは新入社員)と言います。
これが通常のメンター制度なのですが、私たちシニア世代にとってメンターを持つことの大切さは、どこにあるのでしょうか?
先の記事では、知人、友人と縁が切れたことを例としてあげました。
言ってみれば、結局のところ、その人たちは、結局、メンターではなかったのです。
人生は間違いなく、死へ向かって生きているのですが、それを意識化するのは、私たち、シニア世代でしょう。
言ってみれば、その方向付けや、意味づけを与えてくれるのが、シルバー世代のメンターなのです。
もう一つは、生涯において心友と思われる人もメンターである、と私は思っています。
あなたには、このようなメンター(心友)がいらっしゃるでしょうか?
メンター(心友)は、確実に私たちの人生を意味ある、豊穣にあふれたものとさせてくれます。
私自身のメンターは、4~5名と思っています。
家族や親戚に気が合って、なんでも心から打ち分けられる人は、ひょっとしたら、その人は、メンターでしょう。
同じ兄弟・姉妹でも、とても相性が悪い場合は、とてもメンターとは言えません。この場合には、親の介護や遺産相続等で、ことごとくもめることになりかねません。
もう1つ大切なことは、メンターは、性別、年齢を越えた存在です。
若い女性の場合もありますし、自分より年上の場合もあります。
私の場合は、年上の男性、女性、年下の女性、親戚の女性です。
スピリルチュアルの世界では、ソウルメイト等とも言われ、どうしたら、ソウルソメイトに遭えるの、と言ったことがよく論じられています。
もう一つは、メンターは片思いでいいのだと、私自身は考えています。
よってあなたは、私のメンター(心友)であると、相手に伝える必要はありません。
自分が読んでいた本の著者がメンターになる場合もあります。
事実、私が読んでいた著者、その人は20冊以上(?)の本を著していらっしゃいますが、私のメンターの一人です。
お陰様で、何か聞けば、電話やFAXで即答して頂いています(その方は生活スタイル上、メールやPCはほとんど行っていません。(学歴・ご経歴から言えば、当然のごとく、出来るはずなのです)
メンターを持つことで、自分自身が癒されますし、少しでも次元の高い人生を自然に歩みたくなるものです。
メンターがいることで、自分の人生の生きる意味や意義も感じてくるものです。
次回は、多くの知人、メンターを持っている人のお話ができたら、いいと思っています。
では、また。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!