地方と都会を結ぶきずなづくり
こんにちは。髙畑吉宏です。
いかがお過ごしでしょうか。
私たち日本人の多くの都市生活は、手に入れるほとんどのモノは、大量生産―大量伝達―大量消費から成るため、廉価で生活できています。
大量採取―大量生産(加工)-大量伝達―大量消費―大量投棄が私たちの社会での生活実態です。
この一連の流れにおいて、今、包摂的な目標を持つ、SDGs(持続可能な開発目標)が問われてもいます。
今では新入社員の人も企業のSDGsへの取り組み姿勢で会社を選択する時代になりました。
もう一つの課題は、上記の社会の中で、過疎地域と過密都市が発生したことではないでしょうか?
ところで、
人口交流には、①観光人口、②移住人口、③交流人口、④関係人口等があります。
今回は、この中で、「関係人口」について触れたいと思います。「関係人口」とは、「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。
なぜかというと、関係人口が上記に述べた、閉塞的な壁を超える1つの方法だと気づいたからです。
私たちは、食べ物をとかくモノとして見直す社会に生きています。
よって幼稚園児にお魚の絵を描かせると、スルメを描く子もいるそうです。
モノにこだわれば、私たちは、スーパーを手に入れる時代に生きている
言えるでしょう。
ところが、そこには生者者の顔は全く見えません。
よって、効率性の追求は、人間疎外感をもたらすことになってしまいます。
そこで今回の記事を書いております。
生産者と消費者を結ぶ新たな創業者がいらっしゃいます。ポケットマルシェの高橋さんと食べチョコの社長さんです。
農産物もお魚類もお肉も、生き物ですね。当然、これらは、大自然の摂理や気候変動に大きく左右されます。
漁業者であれば、シケのため、海に出られない日もあるし、農業者であれば、天候、暴雨等で生産物に大きな影響を与えます。
と同時に、これらを食することは、生産者への感謝と植物、お魚やお肉との「命」と「命」の交換ですね。料理して頂いた方を含めて、私たちは、食前に感謝を込めて「頂きます」と言葉を唱えます。
上記のポケットマルシェの高橋博之さんのお話によると、
生産者と消費者が繋がることで、関係人口が豊かになると指摘されています。
生産者の喜びは、自分たちが手間・手数を掛けて育て、収穫したものを喜んで召し上がってくれている姿なのだと言います。
消費者はZOOMで実際的に消費者の姿を観ることができ、旬なものの調理法等も教えて頂けると言う。
やがて交流が深まり、第2の故郷化してきて、実際に、生産現場に訪れる人も居るそうだ。
これが「関係人口」の形成の一端です。
よく考えると、大都市への人口流入が始まったのは、そう昔ではありません。三代も遡れば、ほとんどの方々が、故郷があったのです。
故郷との縁が切れるのは、両親が亡くなった時、あるいは子ども世代になった時が多いのが実際でしょう。
よって都市生活者は、(第2の)故郷を持ちたいと思っている方もいらっしゃるのです。
上記のサイトでは、生産者と繫がることで、(第2の)故郷化している方も多いようです。
顔と顔の繋がっている関係(人口化)です。
生産者曰く。
「1000人の人一般に販売するのではなく、10人の人に100回、リピートされることがうれしい」のだと…。
ご興味を持たれた方は、上記サイトを一度訪れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。