人生100年時代のライフプラン ─企業が変わる 社会が変わる─
こんにちは。
高畑吉宏です。
前回はSDGs(持続可能な開発目標)について触れました。その理由は、#⃣人生100年時代の盤づくりとともに、SDGsへの取り組みは、グローバルな課題であり、わが国にとって、取り組むべき課題となっています。
これらの動向は現代に生きる私たちは最低限知っておく必要があります。
SDGsターゲットは、環境・資源・エネルギー・健康・教育・衛生・産業・労働・人権・公共性の実現など、多方面にわたっています。
その中で、私たちの働き方改革について取り上げてみましょう。
SDGsの目標の1つである「働きがいのある人間らしい仕事」を推進し、その目標を実現していくためには、「ディセント・ワーク」が求められています。
このディーセントdecentとは、「きとんとした」、「立派な」という含意を持つ英単語です。
これらを集約的にとらえると、とりあえず3つの喫緊の課題があると思われます。
・時間外の労働の上限規制
・年次有給の取得
同一労働同一賃金に関しては、今現在司法機関での係争案件ともなっています。
非正規社員という立場だけで、同じ仕事をし、同様な責任を負わされ、#非正規社員という立場だけで同一賃金が支給されないのは不平等だという主張です。
それに非正規社員の立場では、ボーナスの支給は基本的にありません。
非正規社員の労働者の全体数を占める比率が増えているのも問題です。
この点で先進国であるオランダでは、同一労働同一賃金にしたところ、かえって経済効果あったと聞いています。
長期的に見ると、
わが国の生産労働人口は1990年をピークに2016年には60.35%まで落ち込んでいます。
このような視座から私たちの人生100年時代は、ロールモデルなき、ライフプラン(キャリア形成)を考えていく必要があると思います。
次稿ではこの課題に戻り、触れていくことにします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。