人生100年時代における社会人基礎力
こんにちは。高畑吉宏です。
今回は、お約束した社会人基礎力について取り上げます。
社会人基礎力とは、2006年、経済産業省が提唱した言葉です。
グローバルの視座から見ても、業務のIT化、AI化の進展や働き改革により、求められる人材像が変わり、社会人としての基本の姿として求められているものです。
それは、以下の3つの能力と12の能力要素から成っているものです。・
・前に踏み出す力(アクション)
・考え抜く力
・チームで働く力(チームワーク)
では各々の能力要素を確認してみましょう。
- 前に踏み出す力
- 主体性
- 働き掛け力
- 実行力
- 考え抜く力
- 課題発見力
- 計画力
- 創造力
- チームで働く力(チームワーク)
- 発信力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 情況把握力
- 規律性
- ストレスコントロール力
さて「社会人基礎力」またその後、さらに2018年に人生100年時代に「新・社会人基礎力」として、その重要性が増しているとされ、新入社員から始まって、各個人のライフステージに応じた各段階で活躍し続けるために求められる力と定義されました。
一方では、これらの能力は、幼児期の6歳までに形成されていくものであると指摘する専門家も多く居ます。
幼児期の脳発に、その根拠があります。
だとすると、多くの人は、正直、手遅れになりますネ。
私自身は、活路を見出したいと切に思う一人です。
事実、幼児期に極貧や孤児院で育てられても、中卒でも成功者になった人たちが存在しているもの事実です。
非行に走った人が社会で成功した実例も多々あります。
さて「社会人基礎力」の認知度は、今の段階では、必ずしも高とこいものではありません。
ところで、
通商産業省や文部科学省が国策として推進している人生100年時代の人材創りですが、果たして、誰がお子さんの人材創り、人格形成の最終的役割を担うのでしょうか?
国?
学校機関?
塾?
家庭?
言うまでもなく、家庭(両親)になります。
小学生になると、「成績通知表」を手にします。
始めて自分の能力の数値化・客観化を体験します。
そこでお子さんは、良い成績だと、それなりに自己肯定感が高まるのも事実です。
また成績表のバランスがある場合、得意科目、不得意科目が分かり、目標設定がはっきりします。
また担当教師の面談により、学校でのお子さんの学校生活の実態も把握できます。
私の例で恐縮ですが、
小学生の頃は、中程度の下の部類の成績でした。
クラスには、上位者が多く、何とかならないかと思ったのは、6年生の時でした。
その時、ハッと思いついたのは、中学生から英語が初めての科目です。
英語の科目は、同じスタートラインに立てると‥。
これが私の目標設定でした。
毎晩、英語を中心に自己学習しました。
その結果、英語ではトップクラスの成績を得ることができ、
ある先生は、このクラスの中で、一生懸命に頑張っている者が居る、と公言しました。
それが、私の励みと勇気づけになる一言でした。
当時は両親とも、農業に営んでいたため、朝晩まで働き詰めで両親からの激励や教育を受けたことは、ほとんどありません。よく解釈すると、自然児でもありました。
今は時代が大きく変わりました。
先ほどの問い掛けの解答ですが、お子さんの広い意味での人格形成は、両親を始めとする、家庭教育にあると言えます。大人になると別ですが……。
学校機関での教師は、1対N(Nは複数を示す)の関係性です。この1対Nの関係性の方に、期待することは、過剰期待と言えます。
親子の交流が、プラスのストローク(交流)のやり取りであることが求められます。
それを補うのが、シニアの祖父・祖母でしょう。
祖父・祖母の方が、人生100年時代の全体像について学ぶ意義は、この点にもあります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。