人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

これからの時代に求められる人材像とは

こんにちは。高畑吉宏です。

 

人生100時代を迎えていますが、と同時に「第4次産業革命」の時代と言われる現在、求められる人材像が、大きく変わってきています。

 

その1つが「非認知力」と言われるものです。

もう1つが「社会人基礎力」と言われるものです。

 

この2つは、これから社会を担っていく若い世代に軸足を置いていますが、あらゆる世代にも、求められているものでもあります。

というもの、職場のみならず、地域のコミュニティ活動にも求められているからです。

 

AI化の進展で、将来消えていく仕事、逆に新たに創出する仕事があると言われていますが、ブーカの時代(Volatility:変動性)、(Uncertainty:不確実性)、cccomplexity:複雑性)(Ambiguity:曖昧性)にあって、この2つの人間力が求められているということです。

 

今回は「非認知力」を取り上げたいと思います。

 

たとえば、IQ(知能指数)というと数値化されやすいものですが、非認知力は、数値化されにくいものです。

 

ですが、以下の項目が挙げられています。

・目標達成力

・忍耐力・自己抑制・目標への情熱

・社交性・敬意・思いやり

・情動の抑制

・自尊心・柔軟性・自信

 

これらの能力を育成するために、平成30年文科省「幼稚園教育要領」また厚労省保育所保育指針」そして内閣府「幼保連携認定こども園 教育要領」に盛り込まれているようです。

 

子どもの居る若い家族の中には、お子さんを有名中学校、有名高校、有名大学を目指して、「教育パパ」や「教育ママ」と化し、進学塾に通わせている方もいらっしゃるかも知れません。

 

よくよく考えて欲しいのは、上に掲げた6つの非認知力の形成が、あなたの家庭教育の中で育てられているか、という問い掛けです。

 

本来ならば、このスキルは、家庭環境の中で育てられていくものでもあります。

とは言え、今は核家族化し、両親の共稼ぎ、仲間との交流、遊びといったものからの習得の機会が激減しております。増して今、ウィズコロナの感染拡大で、それどころではないでしょう。

 

上に掲げた非認知力の構成要因のほとんどは、今のシニアの昭和20~30年代には、ごく自然に育くまれる環境に恵まれていました

 

私は、大学院と研究室の在室期間が長かったので、生活を支えるために、当時の子ども(小中学生、高校生)、進学塾、そして後には、専門学校の教師、大学生の課外授業も体験しました。

そして長い間のビジネス・パーソンの人材開発と、それなりの教育経験を有してはおります。

 

その中で、様々な体験をしましたが、塾経営時代の本稿に関して2つだけ取り上げてみたいと思います。

 

1つめは、

進学校を目指す2人の小学生の女子児童を対象にマンツーマンで指導した時です。

1人の児童は、お父さんが東大出であり、お母さんも有名国立女子大出でした。

もう1人の女子のほうが、明らかに学力があり、性格的にも明るく余裕感がありました。

その1人のほうですが、自分自身の学力に自信がもてないためか、性格に歪んだところが表面化していました。

 

ここで考えてみたいことは、非認知力の目標達成力です。

この子の場合、自分の適性と身の丈に見合った目標設定力を親子間で話し合った結果なのでしょうか?

私には、母親の過剰な期待が子どものプレッシャーになっていると映りました。

 

もう1の例は、小学生4年生位の男の例です。

その小学生の瞳に優しい輝きを感じたので、

「おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に生活している?」と私が聞いてみました。彼の返事は、

「はい、そうです」でした。

 

私の恩師は、「子ども3人が基本」という思想の持ち主でした。

今の時代は、一人っ子または2人のご家庭が多いので、言い難いのですが、これには理由があります。

2人の兄弟(姉妹)は2人だけですから、ライバルとか比較の対象になりやすい関係になります。

3人だとチームとなります。

 

私は兄貴と妹の3人兄弟ですが、妹が居るため、随分、助らました。

自画自賛に聞こえるかも知れませんが、妹は優しい性格で、私のメンターといっていい程の存在です。

お陰様で幼児期から小中学時代は、貧しいながらも、すくすくと成長することがきました。

 

さて話を非認知力にフォーカスすると、

幼児教育も大切ですが、中学・高校での仲間づくりでも鍛えられるものだと思うのです。

 サークル活動や部活等のチーム活動でも養っていくことのできるものです。

 

でも家庭教育で育てていくのが本来の姿でしょう。

今一度、お子さんとの関わりを見直してみられては、いかがでしょうか?

 

またご両親が忙しくて、なかなか子育てに余裕がない場合、お孫さんのお持ちのシニアである、あなたが出番となる場合もあり得るでしょう。

次回はもう1つのテーマの「社会人基礎力」を取り上げることにします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。