人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

人生100年時代!若しい頭脳を保つためには(1)

あけましておめでとうございます。

 高畑吉宏です。

年末・年始と休んでしまいました。

昨日から仕事モードです。

 

今回は老後不安の中で頭脳を明晰に保つ方法を取り上げたいと思います。

人生100時代のキーワードで言えば、活力資産に当たるものです。

活力資産とは、「人に幸福感をもたらし、やる気をかき立てる資産。 具体的には、肉体的・精神的健康や、友人や家族との良好な関係を保ち、明晰で健康な脳を保つこと」とされています。

老後の不安の中で、色々な統計を比較して見ても、

  • お金のこと。
  • 健康のこと。
  • 認知症のこと。

 

等が上位を占めています。

当然のことながら、これら3つはイキイキとした日々を送っていく上で欠かせないものですね。

今回取り上げるのは、③の認知症です。

 

専門家筋の話では、認知症の研究自体は、かなり進んでいるようですが、薬剤の開発までは、まだまだ至っていないようです。

人生の後半期に突入している私たちが、その予防をするためには、どうしたらいいのかが今回のテーマです。

 

ある脳科学者は、3つの提案をしています。

その3つとは、

・仲間を持つこと。

学ぶこと。

新しいことにチャレンジすること。

 

にあると言います。

 

私なりに解釈し、なるべく分かりやすく述べてみたいと思います。

①の仲間を持つことですが、別の言い方をすれば、社会的関係を維持・発展させることだと思います。

と③とも絡んできますが、問題解決能力を維持・発展

いていくライフスタイルを求められます。

 

ですから、私自身は、テレビや観過ぎは避けるべきだと思います。

超エリートの人から今般頂いた年賀状の添え書きの中に今は語学と国際情勢の研究をしているとのことで、テレビや新聞は一切観ない、読まないと書かれていました。

 

その添え書きに私は大いに納得しました。

 

私も、そうだからです。

 

ただ私は、食事の時はテレビを観ますので、その点だけが彼と違うところです。

 

テレビに集中することを避ける理由は、番組のほとんどが受け身であり、能動的な自分の問題解決能力の形成に役立たないからです。

 

情報は受け身で受信するものではなく、自分から進んで能動的に取りに行くものと思います。

増して、今の番組はシニア向けの番組が少ないという印象をもっています。

一つには、製作者の年齢層にあるとの指摘もあります。

 

後は時間の消費の関係または勝負です。

誰しも、1日は24時間ですので、生産性を生むためのライフスタイルにするように心がけたいものですネ。

 

脳科学的には、学習意欲ややる気を持つと、脳伝達物質である、ドーパミンが放出されるそうです。関心のある人は脳科学者の指摘を学習してくださいませ。

 

端的に言えば、ドパーミンは、私たちに取って、幸福物質といえるのです。

さらに端的にいえば、このドーパミンは、ヒラメキ、かがやき、やる気の3つの「気」がある時に発生するものとも言えるでしょう。

 

人間の感情を「喜怒哀楽」の4つに分られていますが、このうち、シニア以降に自然的に欠けていくものは「喜」と「楽」で、逆に増えていくのが「怒」と「哀」ではないでしょうか?

若き頃、「喜び」と「楽しみ」の機会は、確かに多くありました。

たとえ、「哀しみ」があったとしても、それを踏み越えていく若さがありました。

 

また上り坂(40歳位)までは、獲得体験に満ちています。

下り坂(50歳位)から反対に喪失体験が増えてきます。

たとえば、若さとの別れ、両親の死別や、場合によっては離婚、家族の離反、友人・知人の減少(→リタイアされた方は身にしみるものですネ)

※「上り坂」、「下り坂」は一般用語として用いました

 

「怒り」についていえば、一般的に加齢と共に怒りやすくなり、わがままになり、くどくなりやすいことが指摘されています。

ある作家には『暴走老人』という書籍がある位です。

介護施設に勤めている娘に昨年末、長話をしたら、

「みんな、そうなるんじゃぁないの」と言われ、

私は、その一言にショックを受けました。

 

人生100時代の今は50歳を越えると、(好きな言葉ではありませんが)老活する適齢期ではないかと思われるのです。

 

こうした中、「明晰で健康な脳を保つ」ためには、「社会的交渉場面の創出+問題解決力の維持・発展」がカギとなると思われます。

この2つは、ずっと以前に愛読していた発達心理学のキーワードでした。

 

以降は、次の稿に委ねたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。