ホリスティックライフプラン ─相手に注意したいとき─
こんにちは。
世間はすっかりお盆モードですね。
私は全く普段の生活です。
あなたもステイホームですか?
本日は、前回のテーマを引き続きです、
よろしかったら、前回の記事もご覧いただくとありがたいです。
子どもを叱れない親や、部下を叱れない上司が多いと言われて
久しくなります。
それは、“怒る(Not-OK感情)”と“叱る(OK感情)”
の違いだと私には思えるのです。
もし、子どもや部下に愛情があるならば、成長(生長)して欲しい
と思うならば、“叱る”ことをためらってはいけないと思うのです。
ほめることは正への強化であり、叱るは負への補正です。
注意したいこと、叱ることの目的は、その相手の行動修正
にあることを忘れてはいけません。
ただ、普段からのリレーションが構築されていないと、
方法的に使っても、以下の手順は決して活きてきません。
注意したいことがある時は、まず自分がOK感情の状態
(ニュートラル)であるのかを自己確認しましょう。
その上で、
「今、○○さん、時間が取れる?」と言った切り口から
とスタートします。それでOKなら、
「いつも一生懸命やってくれてありがとう」
「いやぁ、実は、最近、わが社のクライアントの
Y社さんから、あなたの○○の件の対応について
クレームがあったのだが、何か心当たりがある?}
(事実確認)
できるだけ拡大質問が望ましいです。
「実は、‥‥‥‥だったのです。それが原因だと思います」
と部下。
「いやぁ、そういう訳だったのか?」(事実確認)
「では、その点を改善してもっと君か成長することが出来たら
いいと僕はうれしいよ。」
と、くくります。
最初にリレーションづくりからスタートし、行動修正をして
欲しいことにフォーカスします。
この時大切なポイントは、相手の人格否定は絶対禁物であること。
「ヒト」ではなく「コト」に焦点を当てます。
行動修正をして欲しいことは、1点に絞ることです。
そして、事実+αは(事実のみにする)避けなければならない点です。
一度に1つのことを取り上げることも大切なポイントです。
最後は相手への今後の期待感を述べ、肯定的に収めます。
この点も大切な点です。
このように“叱る”とは人(部下や子ども達)を育てる
教育活動の一環なのです。
以前、青木武一先生が、
「部下への恫喝(どうかつ)の仕方が一瞬にして今までの
人間関係をダメにしてしまう」、と述べていらっしゃいました。
先生は私の師匠のお一人でもありました。
「人と接するとき、その人のあるべき姿を思いなさい。
そして、その人の可能性を最大限にする
手助けをしてあげなさい。」
(ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテ)