ホリスティックライフプラン ─ストロークの大切さ(2)─
こんにちは。
本日も相変わらず雨天の1日となる天気予報です。
本日は昨日のテーマの続きです。
よって、よろしかったら昨日のグログも併せてお読みください。
ストロークには相手の存在を認める無条件のストロークがあると申し上げました。
これは具体的には、
・「あなたのお蔭で、自分の今がある」
・「君はわが社にとってかけがえない人物である」
・「お母さん、僕を生んでくれてありがとう!」
・「君なくしては僕の今後のことは考えられない」
逆にネガティブの場合は、
・「君のせいですべてが滅茶苦茶だ」
・「お前が男の子だったら、良かったのに……」
──等の存在認知です。
相手の特定の能力や性格などに限って発する条件的なストロークには
・「君の語学力はすばらしい」
・「君のセンスは抜群だ」
・「あなたのPCリテラシーは他の同期よりも優れているネ」
──以上のように相手の特定の能力や性格を言葉、態度で伝えることです。
逆にネガティブの場合は、
・「あなたの部屋、どうにかならないの?」
・「君の英語力をもっと高めたほうがいいんじゃないの?」
──等です。
物質的なストロークとは、成果・業績や習慣でモノや金品を与えることです。
会社のボーナスも、この例です。
孫が来た時、「お年玉」や「盆玉」を差し出すのも、この例ですが、あまりモノにこだわると子どもたちは、期待感が高まったり、他の子どもと比較したり、予想に反した場合、期待感を裏切ったりします。
ストローク不足は、相手をNot-OK感情をもたらすことになります。
たとえば、2つの箱をイメージしてみてください。
1つはゴールドの箱、もう1つはブルーの箱。
ブルーの箱の例です。
いつも相手を軽視・無視していると、ストローク不足になり、その人はブルーチップをため込み、そのうちいつの間にか、ブルーの箱は満杯になります。
その時、相手は爆発し、怒りをぶっつけてくることになります。
私は男性ですので、女性の気持ちはよく理解していないかも知れませんが、
女性の怒りは、男性からみれば、時空を超える場合があります。
・「去年の3月の〇〇の時もそうじゃなかった?」
・「この前、あなたの実家に行った時も、同じことを言ったじゃないの!」
この時、夫は記憶をたどっていますが、次から次と出てくる展開とスピードに精一杯!
ある際に強気な奥さんが、電車の中、夫婦で大喧嘩となりました。
悪いことに私はその夫婦間に座っておりました。左が奥さん。
私を挟んで右に旦那さん。
旦那さんは、周囲を意識してか、小声です。
「席をかわりましょうか?」と言いたかったです……。
さてさて
昭和の時代にも“いじめ”がありました。
今の“いじめ”は陰湿化している面があります。
それは相手の軽視・無視です。相手をストローク不足飢餓の状態に陥れるのです。
かの、マザー・テレサは、「愛の反対は憎しみでなく無視である」と言ったそうです。
これを私なりに理解すると、相手に対して誠実な関心を持つことだと理解しています。
お願いする際に頭を下げたら、お礼の気持ちは三倍しなさいと、後輩に説教したことがありますが、肝心の私自身、それが出来てはいません。
また2度連続の五輪メダル獲得した有森裕子さんは、日本初の快挙ですが、ゴール後に「メダルの色は、銅かもしれませんけれども、初めて自分で自分をほめたいと思います」と涙ながらに語りました。
これをセルフストローキングといいます。「自分が自分をほめてあげること」です。
自分が自分をほめられる人生活動をしていくこと。
このセルフストロークがとても大切な現代でもあると私は思っている次第です。
単身世帯や孤立家族化が進んでいるからです。