ホリスティックライフプラン ─ストロークの大切さ─
シニア世代、その予備群のみなさん。
こんにちは。
さて、本題です。
人間は「社会的動物」と言われています。
よって、
私たちは
実生活の場面でも職場でも“ふれあい”を求め続けていますが、
人間同志の“ふれあい”にはプラスの“ふれあい”とマイナスの“ふれあい”とがあります。
もちろんプラスに働きかける“ふれあい”が望ましいことは言うまでもありません。
私たちが心身ともに成長するためには食物と同じように肌の“ふれあい”、“心のふれあい”を欠くことができないのです。
ある心理学では、このような“ふれあい”をストロークと呼んでいます。
職場でのストロークは、第1歩は、まずあいさつからスタートするといっても過言ではありません。
あいさつは、いつもあかるく、いつも、さわやかに、つきあい上手を心掛けて、実践しましょう。
ストロークには相手の存在を認める無条件のストローク、相手の特定の能力や性格などに限って発する条件的なストローク、また精神的なストローク、物質的なストロークなどに分けてとらえられることもあります。
欲しいときに、与えてほしいストロークを与えられる……このように欲する時、適切なプラスのストロークを受けることは、心の健康と自己の成長にとって大変必要なことです。
幼い頃の愛撫や長じては、実社会や職場で肯定的な評価・承認を受けたり、相手から自分の話を聞いてもらったりすると、本当に自分を分かってもらっているという気持ちになり、愛され承認されていると感じるものです。
私たちは愛されるほうがよいに決まっています。
その相手が無関心だったり、自分の存在を軽視されたりして、プラスのストロークが受けられないと、かえって、マイナスのストロークを求めた方がよいという風に変わってきます。
このことは非常に大切な点なのです。
このような状態にあると、職場では仕事の能率を下げたり、人間関係を悪化させたり、お互いのストレスの素因ともなります。
反対に、どんなに多忙な職場でも、働きがいがあり活性化している職場は、例外なく、プラスのストロークが行き交っている職場である、ということができます。
自分をコントロールすることを学んで、プラスのストロークを発したり、受けられやすくしたりする自分に変わることが望まれます。
自分自身や自分の周囲を振り返ってみてストロークがプラスであるか、マイナスに働きかけているか、人間と人間との交流の現実をもう一度見直してみたいものですね。