人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

巣ごもり家庭生活を豊かに暮らしましょう!

こんにちは。高畑吉宏です。

 

■巣ごもり家庭生活時間を大切にしましょう。

 

今現在、コロナ禍にあってリモートワーク、どこにも行けない自粛生活の人が多い状態。

子ども達の部活の自粛によって、独身者を除いて夫婦だけの親子・生活時間が増えております。

 

夫婦、親子の団らんが増えていていいなと思うのですけれど、残念ながら多くの実態は必ずしも、そうではないようです。

 

ウィズコロナの新しい巣ごもり生活スタイルで、子どもも家に居る、夫も在宅、どこにも行けないという3つのストレス(トリプルストレス)で悩む奥様族が増えてきていると指摘されています。加えて3度の食事の用意等…。

 

私自身も、カウンセリングや知人・友人からも、これに似た相談を受けることが多くなっているという印象を持っています。

夫のほうは仕事の悩みは、一番身近に居る妻にはなかなか話せないというのが、私たち日本人の特性の一つかも知れません。

要するに支援(サポート)・援助を誰からも受けることがない状態。

 

カウンセリングでは、このような人を「援助的指向性の低い人」といいますが、独りで問題を抱え込んでいる状態なのです。

とはいえ、夫婦がそれぞれ、個々に問題を抱え込むわけにはいきません。よって、いつかは爆発してクチげんかになります。

ウィズコロナの〝新生活スタイル”は、専門家によれば、なかなか元には戻れないと、指摘される方もいらっしゃいます。

 

そのせいか、「これからずっとこの生活ママのが続くのがイヤだ」と゛離婚”が頭によぎる夫婦もいらっしゃいます。

カウンセリングでは、このような家族を機能不全家族といいます。

 

家庭生活や夫婦生活も円満、相性も趣味もウマが合うといった夫婦は2割程度ではないかと私は踏んでいたのですが、他の同僚の専門家も、そのことに同意していましたから、そう大きな違いはないのかも知れません。

 

機能不全(夫婦)家族となっている場合、お子さんがいらっしゃれば、さらに課題が多くなってきます。

私自身も、子どもができた時、「これで次代(=次世代)に責任を持つことになった」と自覚し、(正直なところ)自重したものでした。

 

近時の知見では、胎児からの教育が大切であることが明かになっていますが、それは言葉が分らなくても、「胎児は感じている」とでも表現したら、いいかも知れません。

これと同様、子どもの前では、平常心ぶっても、両親の雰囲気は、きちんと感じ取っているのです。

 

子どもにとって、父母(両親)の心の栄養素が足りない場合(=欠乏)、子ども達は、本来の快活さ、明るさが消えうせ、情緒不安定となり、不登校摂食障害等の遠因ともなり兼ね得ません。

 

■ではどうするか ─夫婦関係改善7原則のお勧め─

①夫婦といえども、価値観を押し付けない。

お互い弱音を語り合うことを心がける。

3S(すごい、すばらしい、さすが)から始めてみよう!

④感謝すべきことがあったら、言葉で伝えよう!

⑤ステップ・バイ・ステップで実行を!

⑥比較しないこと。

⑦相手が変わることを期待しない。※順不同。

 

では準を追って解説します。

①夫婦といえども価値観を押し付けない

普段の会話でもコミュニケーション力がない人がいらっしゃいます。その共通点の一つが、自分の価値尺度で相手の話を聞いたり、その反映として自分の意見を述べたりする人です。

身近に居ると思うパートナーでも、これだけは止めましょう!

 

お互い弱音を語り合う。

夫婦だからこそ、お互いに弱音を見せ、語り合う身近な存在であることを確認しましょう。その姿は子ども達にとっては微笑ましい風景の1コマです。

 

③3S(すごい、すばらしい、さすが)から始めてみよう!

私たち日本人にとっては、この3Sは、気恥ずかしいですよね。これに近い言葉を用意し、語彙(こい)を増やしておきましょう。3Sは、すぐにその場が原則ですネ。

「おい、どうしたの、今日の料理は、うまぞ!!」位から始めてもいいでしょう。

 

④感謝すべきことがあったら、言葉で伝えよう!

私自身、海外生活を経験したわけではありませんが、外国人と名古屋で2年間、日夜、宿舎で多くの外国人達と生活を共にした経験があるのみです。

私たち日本人は、どうやら「ありがとう(ございます)」という言葉を身近な人には言わない民族のようです。気恥ずかしい人は、次の⑤から始めてみてください。

 

⑤ステップ・バイ・ステップで実行を!

いきなり、変化したら、「あなた、どうしたの?」と言われるかも知れませんね。そう、ステップ・バイ・ステップで小さなことから、ムダなく、ムラなく、ムリなく始めましょう! これを、頭の下の文字を取ってダラリの法則と称します。

 

比較しないこと。

パートナーや子どもたちを、家族以外の一切の人と比べるのは一切やめましょう。それでなくても、私たちは偏差値や、出身校、勤め先、昇進等多くの比較尺度で生きて来ているのですから…。

せめて家庭内では比較尺度からフリーとなり、それ以外で安心感、信頼感を相互に確立していきましょう。

 

⑦相手が変わることを期待しないこと。

「相手の態度や言動を変えれば…」という前提は人情として分からないでもありませんが、この心的期待は無意味です。

「自分が変われば相手が変わる」というのが、心理学のテーゼです。

 

よって、繰り返しになりますが、ステップ・バイ・ステップで小さな成功体験を味わいながら、まずは、その実行・実践を心がけていきましょう!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!