ホリステックライフ シニア層ための時間の活かし方(3)
こんにちは。
前回は少々お堅いお話で申し訳ありませんでした。
今回はやわらかくなるようにしたいと思います。
私たちシニア層にとって、これまで生きてきた時間よりも、これからの時間が少ない訳ですから、時間を活かし、有意義な時間を多くしたいものですね。
そこで今回は、私たちの日常生活の時間の過ごし方(時間の構造化)を明らかにし、お役立てできれば、と思っている次第です。
今回の説明は前回の内容を踏まえていますので、前回の記事もお読み頂ければ幸いです。
1.私たちが過ごしている一日
では早速─、
私たちの1日間は、起きているときから、就寝に至るまで以下の6つの交流(人とのかかわり方)に当てはめることができます。
- 引きこもっている時間→独りでいるとき
- ”儀礼“の時間→あいさつなどで人と交流するとき
- ”雑談”(気晴らし)の時間→雑談などで気ままに過ごすとき
- ”活動”の時間→有形・無形のものを創造する仕事をする
- ”心理ゲーム”の時間→嫌な感情をため込んでしまうとき
- “親交”を結ぶ時間→価値ある親交
2.それぞれの内容
1.引きこもっている時間
現代では”引きこもっている時間“は、多くなってきているのではないでしょうか?
皆さんはいかがですか?
在宅ワークが増えて、個族化(?)が進んでいますし、独りでいる時間は圧倒的に増えているといえるでしょう。
一概に、この”一人で引きこもっている時間“の良否は、判じることはできません。
その時の自分の感情が OK感情なのか,Not -OK感情なのかによります。
孤立感、孤独感、寂しさ等にさいなまれる場合もあえば、独りで読書をしたり、瞑想を実践することもできますネ。
独りでいる時間の際には、Not-OK感情をため込むような、時間の過ごし方をなくすようにしたいものです。
2.儀礼の時間
儀礼の時間とは、あいさつ程度の人との関わり、交流です。
「おはようございます」、「こんにちは」、「初めまして」、「お疲れ様でした」、「ありがとうございます」等々。
以前、外国人の」ドミトリーに多くの外国人と一緒に約2年間起居を共にしたことがありました。
そこでアラブの人に{さようなら!}という言葉を覚え、
「アラムサリコム」
「サリコムアラム」
と慣行的に言っていたのですが、ある日
「お前は意味が分かっているのか?」と言われ、
「グッバィ」だろ、
と言ったら、
「神のお恵みはあなたにありますように」
「そしてあなたにも神のお恵みがありますように」
と言う別れのごあいさつだと初めて知った次第。
閑話休題。
“儀礼”は、人との交流(関係)がスタートする前段階です。
3.雑談(気晴らし)の時間
お互いの関心ごとや、その折々の出来事やニュース、趣味を語り、自分を解放をできる交流です。マナ友がよく知られていますネ。
噂話にもあるように、他人のNot-OK感情を伝えたり、自分自身がNot-OK感情になってきたりする場合もあります。
4.活動(仕事)の時間
有形・無形のものを創り出す、私たち、人間の主体となる活動時間です。
この活動時間には、以上述べてきた、あいさつ、引きこもり、雑談が含まれます。
さらに、これから述べる心理ベーム、親交が多面的に展開されていくことになります。
仕事をもっていらしゃらないシニア層の場合、この時間をいかに有効に使うか、が大切なポイントになりますネ。
6.(心理)ゲームとは
ゲームとは、簡単に言えば、前の記事で述べたI am OK.You are OK.以外の他者との関わり・交流パターンです。以下のとおりです。
- I am not OK. You are OK.
- I am OK. You are not OK.(自己肯定・他者否定)
- I am not OK. You are not OK.(自他否定)
7.親交とは
ゲームは破壊的・不生産的であり、「親交」こそが、私たちが目指すべき、ゴールの一つです。
親交の中には、共感、愛情、真実さ、純粋な配慮等を含んでいます。
そしてそれは家庭や、職場の人間関係、地域・親戚の人間関係にも表れます。
さらに進めば、一生のあなたの“メンター”ともなり得るでしょう!
私たちシニア世代にとって、限りある時間という資源を有効活用をしていくライフスタイルを確立していきましょう!!