人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

シニア世代のホリスティックライフプラン ─聴き上手な人の思い出─

こんにちは。

今日も相変わらずどんよりとした天候です。

 

今回は前回に引き続いて、聞き上手な人を例に挙げて述べてみたいと思います。

 

その方は、ずばり経営コンサルタントの鎌田勝先生です。

先生は、東京大学法学部を卒業し、当時の産業教育センター(研修会社)を経て総合経営研究所を主宰されておられました。

 

合宿形式型研修の草分け的存在のお一人です。

 

私自身は、先生のことを当時日本一の経営コンサルタントと思っておりました。

 

著作は400冊を超える健筆振りでした。

 

その先生と最初お会いのは、JR四ツ谷駅でお待ち合わせで、子雪が深々とちらちら舞う夕刻でした。

 

早速、小さな料理店で一献傾けることになりました。

2~3時間におよんだのでは‥…と記憶しています。

 

先生は、私の話に耳を傾けながら、「うんうん」、「あぁそう」とうなずきながら、A4ノートにマークを描きながら、事細かくメモを取り始めます。

 

私にとっては、悪い気は一切しません。

 

なにせ日本一っている人が私ごとき若造(当時)の言うことをしっかり耳を傾けて聴いてくれるからです。

 

社内を見渡してもそんな人は誰もいません。

 

それが、先生との最初の出会いでした。

 

先生とのお付き合いは、その後長く、そして深く続くことになりました。

 

早稲田大学の(客員教授?)の定年になり、最期の授業を終え、その日に私の事務所(当時、高田馬場)にひょっこりと来所されました。

 

いかにも安そうなカバンを携えて……。

 

先生曰く。

「いやぁ、自分は定年というものを初めて経験したョ。定年って寂しいものだなぁ」と。

 

その後、また一献傾けたかは、失念しました。夕刻だったら、確実に飲み屋にいったハズです。

 

今度は私が先生のお話を聴く側になりました。

 

私がサラリーンの時代を含めて、「企業人ライフ「研究会」→「経営ビジョン研究会」を主宰し、

後段の「経営ビジョン研究会」のほうでは、鎌田勝先生をトップにしてご指導を仰ぎました。

 

前段の「企業人ライフ研究会」では、JALやソニー、大手損保の部長さん等とホンネトークが出来、当時私の会社でも、横の人脈の広さに、びっくりした人もいました。

 

後段の「経営ビジョン研究会」設立の目的は、大手企業の研修はさておき、中小企業の経営者の実態を、自分自身でとらえたかったからです。

 

話を鎌田勝先生に戻します。

 

先生は、経営コンサルタントとして、京浜工業地帯にある企業によく行かれたそうです。

 

すると、経営者や担当者は、

「あなたは何もご存じないですね?」と感心されたそうです。

 

その時から、先生は足繁く、京浜工業地帯に通われたそうです。

 

例のメモ魔が始まったのです。

 

先生曰く。

「自分は、(東大卒ではなく)京浜大学卒だ」と‥‥。

 

先生との思い出は数多あります。

 

語り続ければ切りがありません。

 

400冊を超える先生の書籍で、お勧めなのは、

耳学問のすすめ─他人(人)に聴くより良い知恵はない─』です。

 

※先生の書籍が風化していく中、まだアマゾンでは売られているようです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。