シニア世代&準シニア世代のためのホリスティックライフプラン ─ウィズコロナの時代。家庭生活の充実化を!(続き)―
こんにちは。
高畑吉宏です。
次第に秋らしさが定着した穏やかな日々です。
今回も前稿と前々稿の続きです。
家庭生活でも職場でも私たちは自己表現なしでは生きていけません。
とりわけ、現代では家庭生活、ことに夫婦間は一番濃厚な
コミュニケーションを求められているのではないでしょうか?
会社の人間関係は、それなりに“距離”を保てます。
夫婦の場合はそうはいきません。
嫌だと思っている上司や使いづらい部下や後輩がいたとしても、ビジネス・パーソンの場合、土日は合わなくてすみます。
夫婦の場合、土日もありません。
当然のことながら、かくして夫婦はお互いに助け合い、いたわり合うことが家庭円満の秘訣には欠かせません。
その場合、大切なことは、お互い、素直に、意見を交換しなり、
効果的な自己主張が出来なければ、それは不満、抑圧、
怒りの感情としてうっ積してします。
“怒り”の感情レベルは、
- 軽度の怒り:「いやだ」、「同意できない」といった気持ち
- 中程度の怒り:「腹立たしい」、「イライラする」といった気持ち
- 強度の怒り:「頭にくる」、「怒鳴りたくなる」、「カッカ刷る」といった気持ちへと発展してきます。
このような感情は、自分が抱いている感情であり、
相手(夫または妻)が感じているのではありません。
できれば①の段階で、自分の感情を伝えることが望ましいです。
効果的な伝え方を“アサーティブな自己表現と言います。
アサーティブとは「自己主張をする」という意味です。
おしなべて外国人は、自己主張が強いです。
その経験を私は経験をしました。
日本人は何を考えているか分からないという指摘もあります。
また、日本人は「自己主張」が強い人を嫌うことが分かっているため、
控え目な人、おとなしい人が貴ばれるような風潮や美徳があります。
空気を読む人が望められたりもします。
さてさて
攻撃的な一方的な相手への自己主張は相手の感情を傷つけます。
まず攻撃的タイプの自己の表明は
ささいなことでも腹を立て、相手の気持ちや状況を配慮せず、自分の意見を一方的に主張するタイプです。
これに対して、
アサーティブな伝達は、相手と自分を生産的な方向へと導くものです。
この場合にも、自分の第一感情を伝えます。
そして相手(妻または夫)に対して取って欲しい行動、妥協案、代替案等を提案します。
たとえば、
「あなたがそのままテレビを観ていると、音量が気になって料理に専念できないの。今日は微熱もあって身体の調子もあまりよくないの」
そして相手(妻または夫)に対して取って欲しい行動、妥協案、代替案等を選択肢として提案します。
たとえば
自分の部屋にあるPCで観てくれると助かるわ」
そして相手の反応、行動を確認し、それがダメならば、別の選択肢を提示します。
夫婦の場合、日々の生活の連続ですから、俗にいうマンネリ化している生活感覚があります。
これは望ましくありません。
去年も今年も同じ円周を回っていると気づいたらば、夫婦生活が進化、発展していなくて“学び”の経験知になっていないことです。
1センチでもいいから次元をあげて、スパイラル化していきましょう。
同じ円の円周の繰り返しでは進歩は期待できませんよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。