人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

人生100年時代の復路のライフ設計

こんにちは。高畑吉宏です。

 

ゴールデンウィークの予定もすでに立てられている方も多い時期でしょう。

 

あなたのご予定は、いかがですか?

ただ、コロナ禍のなか、選択肢もあまりないのも事実でしょう。

 

さて今回は、老活をテーマにしたいと思います。

 

1.これからのシニアのライフ課題とは何でしょう?

 

ずっと以前に人生100年時代のことをテーマにしておりました。その後、リフレッシュするため、4カ月少々、お休みを頂きました。

 

人生100年と言われても、そんなのとてもムリ、ムリと思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

あえて言えば、その思いとは、関係なく、「政治・社会経済構造づくり」が安倍内閣の時代からスタートしているのです。

最近では、マスコミ等でもよく耳にする方も多いのではないでしょうか?

 

要するに、「世界で長寿化が急激に進み、先進国では2007生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来するという予測に基づくもの。

 

よって、「これまでとは異なる新しい人生設計の必要性」が説かれているのです。

 

2.働き方の変遷

 

このことは企業の人事制度(定年制の見直し,延長化等)や、働き方の多様化(副業の承認等を含む)を余儀なくされており、大企業も率先してこれらに既に着手しております。

 

私が、かつて研修テーマで出講していた時期の「ライフプラン」のモデルは、もはや通用いたしません。

個々人が自立して自分のライフ設計をしていく時代になっているのです。

 

ここまでは、以前にご紹介した記事の要約です。

 

さて、ここから本題に入ります。

 

3.老活って何?

 

「終活」という言葉は定着していると思います。

「終活」に”待て“ を掛けた人を挙げると、精神科医で作家でもある帚木蓬生氏や坂東真理子さんがよく知られているかも知れません。

 

分かりやすく言うと、

定年=リタイア後→終活の直線的な流れではなく、定年+老活+終活という図式で、人生100年時代をより実りあるものにするライフ設計といっていいと思います。

 

老活」と書いて「ろうかつ」または「おいかつ」と読みますけれど、音訓表記で言えば、「ろうかつ」が自然な感じです。

 

ただし、「老活」という言葉自体は、私は好みではありません。良い言い方があれば、お知恵を頂きたいところです。(正直!) ※ここでは、以下、一般的な言い方に準じます。

 

作家の五木寛之さん流に言えば、下山志向?

私は、人生復路の生き方と仮に称しておきます。

そのほうがイメージしやすいかと…。

 

ただし、往路は誕生から始まりますが、復路は「死」という峻厳で絶対的な事実が待ち受けていますが、これを、「リ・ボーン」とする考え方もあるのです。

 

4.ところで老活っていつから始める?

 

結論から言えば、一般的な「べき論」はないと思います。

人生100年時代という視座から言えば、45歳位~と思いますし、そのように指摘する方も多いようにも感じています。

 

ただし、私のように準備してこなかった人間には、「思い立ったが吉日」と割り切っております。(汗)

 

5.老活の課題とは何だろう? ーHavingからBeingへー

 

老活を提言している方々の指摘にもありますが、健康寿命の延伸化(「活力資産」)が基本です。

 

家庭経済のリテラシーも大切ですが。

 

その1つは敢えて言いたいのですが、私流に言えば、「未完了のもの」をなくすことです。

 

たとえば、

□あの人に会っておきたかった。

□あの場所に行って見ておきたかった。

□これだけはしておきたかった。

□もっとパートナー(妻・夫)を大切にしておけば良かっ  

 た。

□お金・社会的地位にこだわってきた自分への後悔。

 等々……。

 

なぜモノ的なものを例示しなかったかと言えば、

こんな例があるのです。

 

一代で大企業の創業者・財界人なった、とある有名人の体験記を読んで、その社長が、最期を迎え、妻との語らいの日々を大切にしていたからなのです。

 

その社長曰く。

「自分が遺したものは、何だろう?株やモノは“あちら”には、もってはいけない。」と最期の時。妻との濃密な語らいに触れた時、感動して涙したからです。

 

老活は、「大器晩成」を約束するもの、「(時に敗者)復活」でもあると思います。

 

6.さて、老活の課題とは何でしょうね?

 

むろん、これまで生きてきたキャリア、知識、経験等を活かし、それらを仕上げる一つの生き方でもあるでしょう。

 

逆に、仕事(=創造価値を生む出すもの)ために発揮できなかったことに本気モードで取り組んでみるのも良いかも…。

 

たとえば、

以前、よく行った相模湖付近に、土・日しかオープンしていない蕎麦屋さんがありました。

そこの店主は、ウィークディはごく普通のサラリーマンのようでした。蕎麦打ち名人になるには、修行が要るようです。

 

「年季が要る」という分野のようですが、味覚音痴の私には、分からん世界です。

彼は、今では蕎麦屋さん業に平日を含めて、専念していらっしゃいます。

 

7.まとめ

 

老活をイキイキとして生き切る時、そこには“青春”が甦ります。

 

今までの経験を深掘りするにせよ、真逆のテーマに取り組むにせよ、

キーワードは、私たちが「未完了」と思えることを完結させる集大成の黄金期ととらえたら、いかがでしょう?

 

それは、そのことを考え、テーマとしたり考えたりするとき、ワクワクし、生きがい感を感じられるかどうかだと思うのです。

 

若い人ならば、今現在の、仕事やライフ課題に真摯に取り組んでいると、その先に必要に応じて、必然的に見えてくる風景があるかも…。

 

とまれ、再び、訪れる人生の黄金期をおう歌しようではありませんか!

 

最後までお読み頂き、ありがとうございましした。