人生100年時代を幸せに生きよう! ライフコーチ&カウンセラーの徒然日記

ライフコーチ&カウンせラーの現場から人生100年の人生の生き方、生きがい、対応力、不安、悩みについて情報をお伝えします。

シニア世代と笑

 こんにちは。

高畑吉宏です。

 

団塊の世代である敏雄は、高齢者の孤独化・孤立化は深刻な社会問題であることを改めて実感した。

が、まずは自分自身の生きがいの確立からスタートしなければならないと自覚したのだった。

 

最小単位の地域コミュニティが事実上、崩壊している現在、地域(=自治会単位)を超えたコミュニティづくりを敏雄は始めたのだが、その1つがラフターヨガ(笑いヨガ)への完全復帰であった。

スピリチュアルな世界に関心を持つ人には数々の著書知られいる越智啓子ドクターは、「笑い」の効用について、以下の9点をあげられていらっしゃいます。

長くなりますが、以下引用します。

新鮮な酸素の供給

 

病氣の最も大きな原因は酸素不足である、と言われています。細胞に十分な酸素を供給することが、健康と幸福に不可欠です。肺を健康に保つためには、より深く呼吸し、肺の中に溜まった空氣を出す必要があります。ヨガの呼吸法では、強く長く吐くことで、自然と新鮮な空氣を取り入れることができます。笑いは、他のどの方法よりも、手間やお金をかけないで、より深い呼吸をする最良の方法です。

抗ストレス効果

ストレスホルモン(コルチゾール)のレベルが大きく減少し、ストレスの影響を軽減します。ストレスによって呼吸が乱れたり、息が浅くなったりすることもなくなります。

幸せホルモン

笑いは、幸せを感じるホルモン(エンドルフィン)を分泌します。 

免疫力アップ

笑いは、瞬時に私たちの免疫系を強化します。

また、ガン細胞を抑制するナチュラルキラー細胞も増えます。

横隔膜を鍛えて副交感神経を活性化

横隔膜と腹部の筋肉を刺激し、副交感神経系を作動させます。内臓の働きも活発になって新陳代謝が進み、いつも元氣でいられます。

有酸素運動

10分間の笑いは、30分間のボート漕ぎに相当する有酸素運動であることがわかっています。

血液循環の促進

代謝リンパ系に対して血液循環を刺激、促進します。身体や器官が洗浄され、体内に溜まっていた老廃物を除去するので、老化を防ぎ、血行がよくなって若返ります。

心の知能指数(EQ)

笑いは、子どものような遊び心の発達を促し、それによって社会的なスキルと心の知能指数が向上し、コミュニケーション能力が高まります。

感情の解放と安定

笑いは、心身に溜まっている抑圧された感情を解放し、人生の変化を助けます。

社会的つながり

条件のない笑いは、どんな言葉を話そうと、どんな生活をしていようと、様々な国や文化の人々を繋げてくれます。お互いを評価し合うことなく、心と心のレベルで繋がります。幸福感を得るために大事な要素である、人間同士のふれ合いや関わり合いを得ることができます」※省略して引用。詳しくお知りなりたい方は↓へ。

 http://www.loveandlaughteryoga.jp/effect.html

 

笑いにも種類があります。

爆笑、泣き笑い、微笑(ほほ笑み)、高笑い、冷笑、大笑い等。

笑ってはいけない時に笑うのは禁句です。

笑いヨガでは、大笑いをします。最初はとても恥ずかしさもあってとても「大笑い」は出来ません。指導者は受講者に「大笑い」へと導くのです。

理想は、日常生活でいつでも笑うことが自然に出来るようになることだと思うのです。

 

翻ってシニア世代の私たちは、日常生活でどれほど笑うことや、スマイルやユーモアにあふれたり、接したりしているでしょうか?

 

一度、振り替えてみてはいかがでしょうか?

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地元の活動に参加しよう!

地元での活動のデビューをしよう!

こんにちは。

高畑吉宏です。

 

団塊の世代である敏雄はオンラインで実施されているラフターヨガに参加したものの、コロナ禍以前に比べると、参加者が激減して2割(4名)しか参加していないことを考えみた。

当日参加された一人は、近々、大手術で入院生活となるとのことで、翌週は参加されないでしょうし…。

地元市の社会教育課等を手始めに調べてみると、敏雄が興味のある他の関連したテーマの指導者に訊ねると、指導者は、参加者が激減して今は実施していないと云うことだった。

当然のことながら、ウィークディの日中に開催されるパソコンのスキル習得や教養、健康に関連した講座の集まりは、中高年者の参加が圧倒的に多い。というか高齢者ばかりだ。

それだけシニアの方は、時間を自由にコントロール出来る立場である。

いわば、生涯学習時代に、これらの講座に参加されるシニア世代にとって心の居場所や学びの拠点となっていたはずである。

参加者の激減は、1つには中高年者のPCリテラシーもあるであろう。

最近の諸調査によれば、65歳以上の方は、学びたいことの第一位に挙げているのは、「インターネットとパソコン」であった。

細かい分析はないため、たとえば、パソコンの何を学びたいということまでは分からないが…。

敏雄は独学ではあるけれど、何とか時代に対応した基本的なPCリテラシーは一応身に付けてはいる。

恐らく、笑いヨガのコロナ禍後の不参加者も歯がゆい気持ちでいらっしゃるのではないか?

オンラインの操作だけ出来れば、参加されるであろうに‥。

他人のことゆえ、想像の域を出ないが、自宅の周囲を見渡してみても、高齢者の家族は二人世帯が多い。

かつてのように、高齢者同士が語り合う風景に接したこともない。

現役のビジネスパーソン(ウーマン)は、ウィズコロナとの共生が始まってオンライン=テレワークでの仕事形態が日常茶飯事なった。

これを習得しなければ、就業もままならぬ時代に私たちは生きているのだ。

高齢者の方はこれに対応していないのでないか?

パソコンの操作に慣れない人は、独学か、講座に通うか、子や孫に習うしかない訳だ。

敏雄は考えた。

自助・共助・公助とはいうけれど、自助公助はさておき、今の時代、「共助」は都会の地域では、事実上、崩壊しているのでないかと‥。

郡部でも同様で、限界集落化している現実もある。

妻は若干の友人が居るようだけど、自分には地域での知り合いは、皆無といっていい。

これは、「孤独」ではなく、「孤立」ではないか?

地元のコミュニティを頼ることをやめて、敏雄は、今の時代、志を共にするコミュニティを探すことにした。

すると、地元市の社会教育課に登録されている団体の中に大学の同窓の活動団体があった。

さっそく、

その団体の代表者に連絡を取ると温かく迎え入れてくださった。

一回り以上の年下の島津も同窓ゆえの近しさも感じる。

島津によれば、高齢者は“繋がり”がとても大切だと!

笑いヨガの仲間と同窓の繋がりとで地域での細い線は出来あがったが、まだまだ敏雄は満足でなかった。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

地域での社会参加を試みよう!

こんにちは。

高畑吉宏です。

 

団塊の世代である敏雄は、活力資産として健康の維持に努めることが大切なポイントであることを改めて自覚しました。

ただ、ひと昔、「健康オタク」という言葉が流行ったこともありました。

「限りのある人生。健康であるためだけのことをやって死んでしまったら、何のための健康なのでしょう。……人が健康でいることの意味。それは、やりたいことや意義のある仕事を成し遂げるため。そのために気をつけるのはいいけれど、健康でいることだけが生きる目的になってしまうのは、何か違うと思います」若宮正子『60歳を過ぎると人生はどんどんおもしろくなります』より。

この点がひっかかり、メンターでもある一回り年下の島津に訊いてみることにしました。

 

島津は現役でコンサルティング会社を経営しており、これらは詳しいはずだ……。

直接、島津に会うことはできなかったが、電話の話によると、だいたい以下のような内容だった。

 

真の心身の健康づくりと生きる目的とは車の両車輪のようなものだ…と。そして生きがいを得ることで、その両輪がうまく稼働していくものだと。

その生きがいには、一人称と二人称と三人称があると言う。

一人称の生きがいとは、自分のために持つ生きがいであり、

いわば、趣味、特技、やりがいの追求のような自分の世界の生きがいである。

二人称の生きがいは、自分だけの世界ではなく、相手(あなた、You)にも、役立つ生きがいである。

たとえば交際中の恋人を思えば分かりやすい。恋人同士は二人の世界であり、その世界には二人の第三者は視野に伏在していない。

「三人称の生きがいづくり」とは自分や自分の家族のための生きがいを超えて第三人称ともいうべき地域、地方、県や国または国をも超えて生きがいの視野に入れること。

 

島津の意見はだいたい以上のような意見だった。

敏雄は改めて、自分の生きがいづくりを考え直してみることにしました。

そういえば、自分(わが家)は、三人称というべき、生きがいをもっているだろうか?!

この課題は、自分(敏雄)のライフ課題としてとらえると、まだまだ未熟かも知れない‥‥。

ともあれ、敏雄は久しぶりに、地元の活動に参加しようと思った。

まずは試みに、以前参加したことのある、地元八王子のラフターヨガ(笑いヨガ)である。敏雄は、このヨガの参加者の一人であったが、まじめにコツコツと参加したことはなかった。

コロナ禍の最中で、密閉・密集・密接の3密に入る活動は、今は実施されていないと思いながら、

主宰者の園部氏にメールしてみた。

すると驚くなかれ、7月度からオンラインで実施していると言うではないか。

園部氏は、地域では社会活動家として知られ、セラピュータッチ等も指導されていらっしゃる。

敏雄がコロナ禍の以前に、積極的に参加しなかったのは、わざわざ会場に出向くのが億劫だったせいもある。

オンラインであれば、自宅で入室すれば済む。

そして敏雄は、当日、自宅に居ながら久しぶりに「笑いヨガ」に出席(?)しました。

園部氏の進行に従って、60分間笑う(ころげる)ことができました。

敏雄にとっては、オンラインで60分間以上もレクチャーを受けることは初体験でしたが、コロナ禍以前は、20名位の参加者だったのに、今はわずか4名程度。この点が気になるのでした。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

団塊の世代のこれからの生き方

こんにちは。高畑吉宏です。

団塊の世代の敏雄は息子の輝夫はトリレンマ世代であることに気づきました。

息子達や家族のためにも、まずは自分自身の健康寿命の延伸化を図ることが第一であると、強く感じたのです。

そして改めて人生100年時代のキー概念とされている活力資産を反芻してみました。

活力資産とは、「人に幸福感をもたらし、やる気をかき立てる資産を指すとされるものであり、肉体的・精神的健康や、友人や家族との良好な関係などである。まず、健康は長寿化時代において価値を増す。とりわけ、明晰で健康な脳を保つことは大きな意味を持つ」でした。

 

団塊の世代である敏雄にとって、関心を抱いたのは、以前にも述べましたが、上記の部分の後段の「明晰で健康な脳を保つ」のパートでした。

これを基礎に置くことから始まると‥‥。

 

一回り以上の年下の友人の島津によれば、75歳が1つのターニングポイントらしい。

というのも、シニア層が後期(扱い)高齢者とされる75歳辺りからフレイルというサイクルに入り、心身の虚弱化の恐れがある、とのことだ。これは高齢者学会の研究から言えるらしい。

心身の健康の延伸化がまずは大切なポイントだと‥‥。

 

島津の意見に基づいて敏雄は考えました。

健康づくりの3要素の食事、運動、ストレスのうち、まず食事について考えてみた。

自分は、健康法、食事療法等の本は読み漁り、妻の協力によって実践したものもある。

ところが食事療法に関しては、マクロビォテック、ゲルソン療法、玄米正食法、甲田式小食療法、ビタミン・ミネラル、サプリメントを始め、多種多用である。

それぞれの主張はまちまちで、矛盾もしているのだ。

 

100歳以上を超えた世界最長寿者のロシアの女性が「お肉はおいしく頂いてますのよ」と述べていた言葉に触れたこともある。

だが、食事療法を唱えた実践した創始者が、必ずしも長寿者でない事例も多い。

食事療養を唱え、世間に広めたカリスマ的な人であれば昔であっても80歳以上は生きいきとして生きたモデルであって欲しいものだ。

そのような人もいるが、ここでは割愛することにします。

 

敏雄はさらに考えた。

だとすれば、寿命というのは宿命なのだろうか?

事実、敏雄の年齢では、これまでに多くの貴重な友人・知人を失っている。彼らは一様に食生活に問題があったのか?

彼らのうちには運動神経が抜群で柔道家としてならし、海外で指導した同期も含まれている。

彼らの死亡原因はほとんどガンだった。
それはその人の運命?

運命と宿命を分けて説く人がいる。宿命とは、現代という時代、日本人として生まれた。敏雄の両親から男の子として生まれた。岡山県の郡部で生まれた。これらは運命であり、敏雄があがいても及ぶところでない。

それに対して「運命」は、「命」を「運ぶ」と書くように自分の精進の範囲であると説く人達がいる。

膨大な著作で知られているある宗教家は「人生は宿命が半分、運命が半分」そして「運命の内、自己啓発努力が半分、高次限からの導きが半分」と説く。

 

敏雄はこれらのことを巡り巡って考えたが、結論が出なかった。与えられた定命というものがあるすれば、それを生き切ることが自分のライフ課題なのだと。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

人生100年時代の自分創りを

今、40歳世帯が抱えるトリレンマ

 

こんにちは。高畑吉宏です。

 

団塊の世代の敏雄は、まずは自分自身のこれからのことも大切でした。が、息子の45歳の輝夫のこれからも心配でした。

敏雄は、この2つのジレンマに悩みました。

とういうもの、人生100年時代について学習し始めて以来、現在、息子の45歳の輝夫は「トリレンマ世代という世代」だと気づいたからです。

まず本稿では長男、輝夫のケースから説明したいと思います。

現代の状況は、団塊の世代の敏雄が生まれた昭和の時代と世界の背景が大きく様変わりしてきているのです。

 

トリレンマ世代とは、①教育費、②退職、③介護という3つの課題を抱えている世代なのだ。

  1. 退職年代の60歳時点を想定において
  2. 就学中の子供を持っている。
  3. 両親は介護が必要な年齢に到達していることなのです

 

ややしんどい表現ですが、「三重苦」とも言えるでしょう。

 

私は昔、後輩には「早く結婚しなさい」とよくアドバイスしたものです。

それには理由がありました。結婚後のライフサイクルである結婚―妊娠―出産―育児―入園―入学―進学―子供の就学期の終了─子どもの達の社会人への旅立ち、このライフサイクルは、変わらないからです。

このライフサイクルを早めれば、親としての役目は早く終わり、後は夫婦2人で楽しむことが期待されるからです。

 

このように述べていた私でしたが、私が結婚したのは29歳と数カ月でした。

私自身は独身で通すことも選択肢でしたが、中学生時代まで振り返ってみると、生涯独身をとおしたのは一人だけでした。

もっと昔の時代には、以下の「赤とんぼ」の歌詞にあるように、

「十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き

お里のたよりも、絶えはてた」

15歳で結婚していた時代もありました。※本歌詞は大正年代

 極端な例かも知れませんが、38歳でおばあちゃんになった女性にお会いしたことがあります。

その女性は当時、ミニスカート姿で、私のオフィスに現われました。

雑談をしていると、

「私は、おばあちゃんなのよ」と。

どこから見てもおばあちゃんにはとても見えません。

ただ、計算してみると、確かに最短で38歳で孫ができることに気が付きました。

変わって、

現代は女性の高学歴化、晩婚化、非婚化が進展しています。当然、晩産化となります。

晩婚化は現代にふさわしい(?)ライフスタイル化して根付いてきているのも現実。

晩産化少子化を生む悲しい背景的要因でもあります。

それに加えて、生涯単身、非正規社員の増加が少子化に拍車をかけているのがわが国の現実。

事例のケースでは、息子の輝夫は早婚のケースなので、長女陽菜は20歳で、もう一人長男17歳の2人の子どもが居ることを前提にしています。

 

45歳の輝夫は会社では、本部に配属され、それなりの立場なのですが、エリート族のコースには入っているとは輝夫は思えなくなっています。

この年齢になると、社内での行く末が見えてくる世代です。

 

輝夫は、ウィズコロナの時代に入って、通勤時間の節約ができた分、独りで考えてみると、自分のライフ課題が増えていることに気づきました。母親の登美子にさりげなくこれらのことを話してしまいました。

当然、父親の敏雄に伝わらない訳はありません。

敏雄は「子どもにはなるべく迷惑をかけたくない」という同世代のシニアの叫びと同様の気持ちを抱くのでした。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

マルチステージ化していく私たちの人生

人生100年時代の到来を知ることで新たなライフスタイルを!

 

こんにちは。高畑吉宏です。

 

人生100年時代への不安の解消や不安をなくするためには、まず知識を身に付け、その次のステップとして求められる生きるスキルへ段階と向かうことでしょう。

 

さて今回の登場人物は前回と同様です。

団塊の世代の敏雄は、かくしてリンダ・グラットン氏著『ライフ・シフト』を4日間かけて読み終えました。そこで幾つかのキーワードがありました。

それは以下のとおりです。

・マルチステージの人生

・変身資産

・活力資産

・生産資産

・エクスプロー

・インデペンデント・プロデゥーサー

ポートフォリオ・ワーカー

などでした。

 

敏雄がこれらと関連した本を読んでみて、関心を抱いのは企業の人生100年時代に際して、様々な経営革新が行われていることでした。

このことは、後稿で述べることにします。

 

上記のように横文字を並べられても、敏雄には「言語明瞭、意味不明」の感じです。

第一、近所のリタイア組や叔父さん族を見ても、上記のような横文字を理解して生活に活かしてようにはとても思えないし、マルチステージの人生といわれても、肌感覚としてピンときません。

そこで団塊の世代の敏雄は、日本の長寿化について調べてみました。

敏雄の思考は生誕した昭和の時代にさかのぼりました。

敏雄が生まれた昭和22年から10年間の平均寿命を調べた結果、以下のとおりでした。

・昭和22年 男性50.06歳、女性53.96歳

・昭和32年 男性63.24歳、女性67.60歳

・昭和42年 男性68.91歳、女性74.15歳

・昭和52年 男性72.69歳、女性77.95歳

 ※以下省略。

・・・飛んで、現在は──、

明かになっている最新のデータでは2019年の日本人の平均寿命は女性が87・45歳、男性が81.41歳でいずれも過去最高を更新したとのことだ。

さらに敏雄の年代の平均余命は、もっと超えることになる。

 たしかに敏雄が育ち、就学期を終え、社会人となる教育期―就業期―引退期の人生の3段階が制度としてうまく機能したのは、過去物語ではなかろうか?

これには敏雄にも、思い当たる“節”もありました。

敏雄が現役の頃、彼は組合員ためのライフプラン教育に従事したことがあったのです。

配布するテキスト教材の記入欄は、夫婦と子ども2人を標準家庭モデルされていました。老後は“余生”扱い?でした。

 また単身者の受講者も散見されるようになり、敏雄が得意とする標準的なトークでは受講者を惹きつけなくなってきてもいたのです。

そこに"変化“の兆しはあったと敏雄は気が付きました。

 

そして改めて、リンダ・グラットンの唱えるマルチステージの人生について考えてみました。

学習期―就業期―引退期という単一的な発想では人生の生き方や流れそのものには、少子長寿化時代の私たちの個々のライフ設計づくりにはもはやムリがあると‥‥。

 

また年下の友人、島津の話によると、時代のニーズに適合し企業そのものも大きく変容しているようだ。

これらのことは、また島津君に訊ねることにして、敏雄は、

マルチステージの人生時代の自分創りをどのようにしよいかと、今さら考えるのでした。

まずは最近何だか元気のない45歳になった息子の輝夫のことも気がかりでした。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。 

人生100年時代への対応力、知識を身に付けよう!

人生100年時代への対応の仕方 ー知識についてー

 

人生100年時代…。このことは、直接的に敏雄は、自分の世代には直撃するとは思いませんでしたが、友人の島津は60歳、息子の輝夫は45歳、孫娘の陽菜さんは20歳だ。

団塊の世代である敏雄は思った…。

 

でもそのことは間違いであると後になって気づくのです。

 人生100年時代は、島津にも、会社の中堅層となっている息子の輝夫、やがて社会人となる陽菜には心得ていなければならないテーマであろうと……。

ただし、友人の「島津は自分より人生100年時代のテーマには詳しいし、自分の相談相手だから彼は大丈夫!

 

団塊の世代の敏雄は、やがて再考してみました。

自分たち団塊の世代は果たしてどうであろうか?

そこで敏雄は活力資産の定義を再確認してみた。

 

活力資産とは、「人に幸福感をもたらし、やる気をかき立てる資産を指すとされ、肉体的・精神的健康や、友人や家族との良好な関係などである。 まず、健康は長寿化時代において価値を増す。とりわけ、明晰で健康な脳を保つことは大きな意味を持つ」だ。

 

改めて気付いた活力資産の意味

 

敏雄が再確認して改めて気づいたのは「人に幸福感をもたらし」という部分と「友人や家族との良好な関係」という部分と「明晰で健康な脳を保つ」の3つでした。

 

そして今の生活は、果たして人に幸福感をもたらしているだろうか?

この場合、「人に幸福をもたらす」のヒトとは家族以外の第3者、社会のことだ。

「友人や家族との良好な関係」という点では、妻の都美子たちとの関係はどうだろう?

とふと思ってしまいした。

そして、彼自身、この3つの中で「明晰で健康な脳を保つことは大きな意味を持つ」というフレーズも気になってきてしまいました。

たしかに、これからの自分のことを考えてみると、思考力、判断力、記憶力などが低下していくと、生きている実感がつかめなばかりでなく、社会に役立つ活力も無くなってしまうと思ったからでした。

 

思い立ったら、即実践派の敏雄は、

これらを保っていくために、敏雄はこれまでテレビを長く観ていた時間を減らし、読書生活時間をより一層取ろうと。

そして分からないことがあれば、調べ、「読書ノート」を作成しようと思い立ったのです。そして島津に聴いてみようと。 

そして人生100年時代に関わることを身に付けておけば、

まずは自分自身に役立て、今後の将来も充実化し、友人の島津とも一層交流を深めることもできる、さらに息子や孫娘とのコミュニケーションも深めることができると思ったのでした。

さらに団塊の世代の代表選手として、学び、習得しておくテーマだと気が付いたのでした。

 

本稿はここまでとします。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

人生100年時代への変化への対応力、変化力を身に付けよう!

こんにちは。高畑吉宏です。

 

人生100年時代 まずはその全体像とは(1)

 

 

 人生100年時代へのマインド設定が私たちの不安や心配を取り除いてくれます。

前稿の続きです。設定した敏雄は71歳。団塊の世代です。

まず敏雄は人生100年という言葉を最初耳にした時、他の人と同じように、そんなのムリ、ムリと思い、反応しました。

 それにしても前の安倍首相は、よくテレビで「人生100年時代」という言葉を用いるなぁとは思っていました。

 

ある日の日曜日。

地元スーパーに買い物に出かけた際、友人でもあり、一回り以上年下の島津友一とぱったり出合いました。時間もあるもいうので、駅チカのカフェで話すことになりました。

 

最近の近況を話し終えると、日頃、気になっていた「人生100年時代」のことが話題となりました。

 年下の島津は、年下にもかかわらず、「人生100年時代」については、彼の職業柄かも知れませんが、教えられることも多々ありました。

 

その概略は以下のようなことでした。

1.寿命の長期化によって先進国の2007年生まれの2人に1人が103歳まで生き   

 るということ。

2.過去30年間の傾向を分析すると、男性の平均寿命は10年で1.8歳、長くなって

 いるということ。

3.英国の学者、リンダ・グラットン氏らの著書『ライフ・シフト』が契機にもなって

 いること。

4.人生100年時代に向けて、わが国(政府・厚生労働省)はすでに「人生100年

 時代構想会議」を実施していること。

5.企業さまざまなの経営革新が進展していること。

 

また、主要政策として

・待機児童対策

・介護人材の処遇改善

リカレント教育

・人材開発

・高齢者雇用の促進

等が挙げられていること。

 

だいたい以上のことでした。

その日、敏雄は夜、床に就き、色々と考え巡らせてみました。

考えてみると、自分の年齢に関係なく、また自分たちの平均余命に関係なく、自分を取り巻く舞台・時代の背景が、スライドが1枚ずつ変わっていくごとく、変わってきているのだと‥‥。

これはまずは

・自分自身や妻の生き方

・45歳になった息子のこれからのこと

・20歳になった孫娘の将来のこと

 

これらを中心に頭を巡らされ、なかなか眠れませんでした。

まずは、一回り歳下とはいえ、メンターとも言える、島津友一のアドバイスにより、人生100年時代についてまずは知識を身に付けておこうと思い始めたのです。

 

リンダ・グラットン氏著『ライフ・シフト』から読み始めようと思い、早速、市の図書館で借りることにしました。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

人生100年時代のライフプラン 人生100時代の生き方、健康づくり

 

 

 

 人生100年と聞いて

 

こんにちは。高畑吉宏です。

皆さんは「人生100年時代」と聞いて、そんなのムリ、ムリ、またより不安になったかも知れませんね。

人生100年の言葉、活力資産とは

 

 

本稿では人生100年時代の生き方、働き方を分かりやすく私なりに紐解いてみたいと思います。

人生100年時代の提言の中で出てくる言葉の中で今回のキーワードは活力資産です。

 

敏雄のケース

 

そこで、3人の登場人物をまずは設定しておきます。

敏雄は団塊の世代で現在、72歳とします。

息子の輝夫は45歳、輝夫の娘さん陽菜さんは20歳と仮定します。

 

敏雄は地方の出身者で、岡山県郡部で高校まで曾祖母、祖父母、両親、兄弟を含め家族8人で生活。

都内の私立大学を終え、とある共済組合に入社し、様々な紆余曲は多々ありましたが、その組合を60歳で無事定年を迎えました。共済組合では総務部で通し、組合員の教育を行っていた。その後、その共済組合の再雇用制度により、65歳で引退生活の日々。

 大学時代の彼女だった都美子と結婚。八王子郊外に一戸建ての家を購入し、子育ても無事終わりました。

 

はたから見れば、ちょっと口うるさい思える妻の都美子を除くと悠々自適な日々です。

大学時代にノートを見させてもらったことが、どことなく代美子を優位にした面もあったようです。

 人生のあり方の理想モデルとされる「お金のゆとり、時間のゆとり、心のゆとり」は、贅沢をしなければ、実現しているとも言えます。

 

多少のゆとりはできたが‥不安も

 

とはいえ

敏雄は、育て終えた子供たちとは、妻の登美子に比べ、あまり接触はなく、疎遠になっているという孤独感があるのです。が、それを口に出すことはほとんどありません。

 敏雄の一番の心配といえば、心身の健康管理です。

これは、

わが国の人生100年時代の構想づくりにおいて大きく影響を与えたリンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』で述べられている活力資産に値します。

 

 

活力資産とは、「人に幸福感をもたらし、やる気をかき立てる資産を指すとされ、肉体的・精神的健康や、友人や家族との良好な関係などである。 まず、健康は長寿化時代において価値を増す。とりわけ、明晰で健康な脳を保つことは大きな意味を持つ」と定義されています。

 

 

この活力資産は、当然、妻の登美子にも年齢を越えて輝夫にも陽菜にもあてはまります。

 

ただ敏雄や登美子にとっては、より現実味や切迫感があります。

敏雄や登美子が生まれた昭和の22年の頃には、わが国の平均寿命は、60歳に届いてはいませんでした。

敏雄の年齢からすると、今後の平均余命率は、約15.6年です。

ただし、敏雄も都美子も健康寿命から言えば、すでにその年を迎えています

 

そこで敏雄と登美子の課題は、健康寿命の延伸化を図り、何不自由なくアクティブ・シニアとして安心して暮らせることでした。

 

「お金のゆとり、時間のゆとり、心のゆとり」は、小なりとも実現していると思ってはいるものの、何か心に寂寥感が漂う日々。加えて長男の輝夫のことも気がかりです。

 

また、孫娘はコロナ禍で成人式もなく、成人した陽菜ことも気になってきました。

陽菜は2人に似合わずスタイルも良く、陽気で活動的であり、サークル活動に精を出し、同性からも異性からも、もてるタイプでした。それらが心配の種でもありました。

 これらがキッカケでまずは、最近、耳にするようになった人生100年時代についてと敏雄は考えるようになりました。

 

以降は次稿に譲りたいと思います。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

人生100年時代のホリスティックライフプラン 

こんにちは。

高畑吉宏です。

 

本稿は前稿の続きです。

日本人が「仁、義、礼、智、信」に基づいた生活習慣を亡くしてきている原因は何でしょうか?

 

幾つかの原因がありますが、その原因の1つは、「知育・徳育・体育」のバランスと歪みにあると思うのです。

一般に理解されていることから言うと、「知育」とは知識を豊かにし、知能を高めるための教育とされています。

 

徳育」とは人格や道徳心を養い育てる教育とされ、「体育とは健全なからだをつくる教育」とされています。

知識重視にウエートがおかれると、記憶力、推理力、知的判断力、論理的理解等に長けた生徒が優秀な成績をものにすることができます。

 

体育に至っては、果たして学校の体育の時間で体力が付くものなのでしょうか。

 

余談ですが、鈍足で運動神経の鈍い私には、多くの人や家族族が楽しみにしている運動会は、まるで悪夢見る思いでした。

 

さて人格や道徳心を養い育てる教育とされる徳育となると、果たしてどうなのでしょうか?

 人格というと、道徳めいてとらえられる人も多いと思います。また「人格者」、「篤農家」といった単語も古めいたニュアンスとしてとらえる人もいらっしゃるでしょう。

 

長く企業の人創りの研修を続けている私は(研修)教育の到達目標、学びの目標を以下の3つに分けて捉えています

  • 知ること=理解する。分かること。
  • できるようになる(=スキルの習得)
  • 変わること(=態度変容、態度形成)

道徳教育の到達目標は、本来このうち③に入るべきものではないでしょうか?

再確認ですが、人格(=パーソナリティ形成)や道徳心を養い育てる教育とされる道徳教育を学校に任せていいものでしょうか?

 

ここで問われることは、家庭の教育力なのです。

 

ここで、前々稿、前稿で述べたコンテンツのまとめに入ります。

前々稿で述べたことを繰り返します。

「道理百遍、義理一遍」という慣用句を繰り返します。

その意味は、ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということでした。

 

実は、昭和の20年代、30年代までには、これらを容易にする時代背景がありました。

一例を挙げると

東京の幾つかの事業主は、福島県会津のとある村の出身の若者を採用し続けました。

その理由は、その村の出身者は、我慢強くて、正直者で、多少の困難は乗り越えられる人物である、というのがその理由でした。

貧しさの中で、厳寒の中、積雪の多い風土環境で育てられた性格形成が出来ている人材に信頼をおいていたのです。

 

翻って現代に話を向けてみると、

少子化で、近隣で子供たちの遊ぶ姿は都会でもまずお目にかかりません。 

欧米人のように、日曜日に教会に行く生活規範もありません。(現状は少し変わってきているようです)

社会人基礎力が今問われいることは、これらのことと無縁ではありません。

 

 蛇足ですが、

年長者を敬う風習も色あせてきているようです。「敬老の日」には特番が放映されますが、その日以外はまるで「軽老の日」と化してもいます。

 

しかし、これから人生100時代を迎えるに当たって、これまで述べてきた日本の現状、教育の現状は、グローバルな視座からは決してプラスにはならないようです。

 

前々稿と前稿そして本稿は、その布石・基盤として述べました。 

次稿からは、人生100時代の私たちの生き方をシェアしていきたいと思います。

 

「人の助けになろうすることほど、自らの成長になることはない」(有名な経営学者/ドラッカー

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

人生100年時代のライフプラン “義”という言葉から見た世相像 (2)

こんにちは。

高畑吉宏です。

 

私のブログを訪れた方はご存じですが、私はシニア世代です。

昭和の時代を生き抜き、その後平成の時代、今は令和の時代を日々、生活体験しています。

昭和の時代は二度にわたる世界戦争と世界で初めて原爆投下を体験し、GHQの支配があった時代です。

 

ただし、戦後生まれの私は、それらの経験はありません。

とはいえ、昭和の時代は“激動の歴史”だったと言えるでしょう。

戦前・戦中は、日本人は良くも悪くも日本人というナョナリティを強く抱いていた時代でした。その評価はともあれ‥。

 

戦中のオピニオンリーダーやマスコミが終戦後、これまでの主張を見事に“変身”したことは、驚きに堪えません。

 

前稿で示唆したように、日本人は、「仁、義、礼、智、信」を生活の中に自然に活かしてきた民族でした。

 

それは、江戸時代に日本に滞在した外国人の体験記からも証明できます。

 

戦前のオピニオンリーダーがものの見事に変身し“平和”と”民主主義”を語り続けました。

今のシニア層の方々、戦後育ち、典型的には団塊の世代以降、昭和の生きる力の原体験ともいうべき、モノのない時代、貧しさの体験、故郷の佳き心象風景、両親や祖父母への想いといったものを次世代に語り伝えているでしょうか。

黙して語らずでしょうか?

 

 マスコミは第4の勢力とも言われますが、たとえば、朝日新聞は、当時、安倍内閣には批判的立場を守り、産経新聞は肯定的基調の立場でした。

 こうした主義主張から取り込んでしまう支配者の意識構造のことを“虚偽意識”といいます。

 

ひょっとしたら、あなたの意見はあなたのご自身の意見ではなく、マスコミやテレビからの情報から知らず知らずのうちに醸成された“意見”かも知れないのです。

 

まずは、これらの虚偽意識から自由自在になることが先決となりますが、これは結構、大変です。

 

日本のナショナリティを論じようとすると、右翼扱いにされる場合があります。隣国からも干渉されます。

彼らが守るのはあくまでも“自国”です。

それは、すべて主義・主張の次元と政治的意図からです。

 

虚偽意識のあおりでもあります。

 

ここで話を転じます。

 

外国人に接したり、海外生活をしたりした経験をもっている方は、日本のこと、日本人のこと必ずといっていいほど聞かれます。また彼(女)は知りたがります。

 

あなただったら、日本のことをどう伝えますか?

これは─

外国語ができる以前の問題です。

 

人生100年時代に備え、将来のわが国のことを考えると、日出ずる国から日沈む国になり兼ねません。

少々、話題がズレますが、

一例を挙げると、日本の我々おじさん族は「世界一孤独」であるとも言われています。友人や知人と過ごすことのない時間の割合が16・7%と

21カ国の中でトップだったそうです。生涯未婚率が2030年には30%弱になると予測されているのもその原因の1つです。このことは、ここでは触れませんが、人生100年時代無形財産を得るためには、課題の1つです。

  日本は世界に誇る長い伝統文化を有しています。「仁、義、礼、智、信」を重んじ、自分のライフプランを考える前に、わが国のことを考えると、

経済大国としてではなく、これらを守り、語り続け、文化国家として日出る国としての矜持を持ちたいと思う昨今です。

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

人生100年時代のライフプラン “義”という言葉から見た時代像

こんにちは。

高畑吉宏です。

最近気になっている世相から解き明かしてみたいことがあります。その意味では、シリーズ化している人生100年時代のホリスティックライフプランからすれば本稿は違った角度からの内容となっています。

とはいっても、私たちの人生100年時代とホリスティックなライフプランとはかかわる内容です。

 

なかなか気持ちと原稿をまとめられないので、「義」という単語から本稿をまとめていきたいと思います。

 

辞書によると「義」とは

  • 条理。正しい道。道理にかなったこと。人道に従うこと。
  • 利害をすてて条理に従う。公共のために尽くす気持、とあ

ります。

 

この①②から「義を見てせざるは勇なきなり」という慣用句が生まれています。※孔子の教えとされる。

また、

「道理百遍、義理一遍」という慣用句もあります。その意味は、ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということです。

また、儒教では、五常の「仁、義、礼、智、信」を説いています。その中には“義”の徳目があります。

それぞれ、簡単に説明すると下記になります。

仁:人を思いやること

義:欲にとらわれず、なすべきことをすること

礼:「仁」を行動として表した、上下関係において守るべきこと

智:道理をよく知り得ていること

信:誠実であること、友情に厚いこと

これら5つの徳目はマインド形成において基底でつながっているように感じられます。

 

さて「義」に縛ってみると、

「義心」、「信義」、「道義心」、「徳義」、「忠義」、「大儀」、「義理」、「義理人情」、「恩義」の単語等があります。

 

これらの良い点が今の日本人に欠落しているのではないかと思う日々です。

このことは明日の稿で触れたいと思います。

 

さて話は飛躍しますが、

今後の予測では、今後10年間に中国が世界一の経済大国となると予測する専門家も多くいます。

 

事実、わが国日本は、以前は世界第2位の経済大国でした。

やがて中国に抜かれ、今はメダルの金と銀との争いを米中間で熾烈に展開されている状況です。

 

日本を中心軸に物事を考えれば、あたかも日本が基軸になって世界が動いているかのように錯覚します。

ところが米国での一般の人々にとっては、極東の一島国に過ぎません。

その証拠に長期政権であった安倍首相が辞任したことを米国人一般はほとんど知られていないし、関心もなかったようです。

 

日本が限りなく経済成長を遂げていた時代には東南アジア諸国からも、確かに一目置かれていました。

今はその経済的影響力も、中国の後塵を排しています。

政治論になりますので、詳しくは触れませんが、管首相が最初にインドネシアベトナムを初の海外訪問を選んだのもこれらの理由が背景にあります。

 

そのようなわが国が、グローバルな時代に“東洋に立派な日本という国がある”という存在を目指すためには、SDGsはもとより国際的ミッション使命を果たし、道義国家、文化国家として冠たる地位を目指すべきではないでしょうか。

 

肝心の現代的課題と言うべき、ナショナリティ、日本人のアイデンティティの確立については次稿に譲ることになりました。ご了承ください。

 

「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい」(ジョン・F・ケネディ

 

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

人生100年時代のライフプラン “義”という言葉から見た時代像

こんにちは。

高畑吉宏です。 

最近気になっている世相から解き明かしてみたいことがあります。その意味では、シリーズ化している#人生100年時代の#ホリスティック#ライフプランからすれば本稿は違った角度からの内容となっています。

とはいっても、本稿は広義には私達の人生100年時代とホリスティックなライフプランとはかかわる内容です。

 

なかなか気持ちと原稿をまとめられないので、「義」という単語から本稿をまとめていきたいと思います。

 

辞書によると「義」とは

  1. 条理。正しい道。道理にかなったこと。人道に従うこと。
  2. 利害をすてて条理に従う。公共のために尽くす気持。

 

この①②から「義を見てせざるは勇なきなり」という慣用句が生まれています。※孔子の教えとされる。

また、

「道理百遍、義理一遍」という慣用句もあります。その意味は、ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということです。

 

また、儒教では、五常の「仁、義、礼、智、信」を説いています。その中には“義”の徳目があります。

それぞれ、簡単に説明すると下記になります。

:人を思いやること

:欲にとらわれず、なすべきことをすること

:「仁」を行動として表した、上下関係において守るべきこと

:道理をよく知り得ていること

:誠実であること、友情に厚いこと

これら5徳目はマインド形成において基底でつながっているように感じられます。

 

さて「義」に縛ってみると、

「義心」、「信義」、「道義心」、「徳義」、「忠義」、「大儀」、「義理」、「義理人情」、「恩義」等があります。

 

これらの良い点が今の日本人に欠落しているのではないかと思う日々です。

このことは明日の稿で触れたいと思います。

 

さて話は飛躍しますが、

今後の予測では、今後10年間に中国が世界一の経済大国となると予測する専門家もいます。

 

事実、わが国日本は、以前は世界第2位の経済大国でした。

やがて中国に抜かれ、今はメダルの金と銀との争いを米中間で熾烈に展開されている状況です。

 

日本中心に物事を考えれば、あたかも日本が基軸になって世界が動いているかのように錯覚します。

ところが米国での一般の人々にとっては、極東の一島国に過ぎません。

その証拠に長期政権であった安倍首相が辞任したことは米国人一般はほとんど知られていないし、関心もなかったようです。

 

日本が限りなく経済成長を遂げていた時代には東南アジア諸国からも、確かに一目置かれていました。

今はその経済的影響力も、中国の後塵を排しています。

政治論になりますので、詳しくは触れませんが、管首相が最初にインドネシアベトナムを初の海外訪問を選んだのもこれらの理由が背景にあります。

 

そのようなわが国が、グローバルな時代に“東洋に立派な日本という国がある”という存在を目指すためには、#SDGsはもとより国際的ミッション使命を果たし、道義国家、文化国家として冠たる地位を目指すべきではないでしょうか。

 

肝心の現代的課題と言うべき、ナショナリティ、日本人のアイデンティティの確立については次稿に譲ることになりました。ご了承ください。

 

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

人生100年時代のライフプラン “義”という言葉から見た時代像

 こんにちは。

高畑吉宏です。

最近気になっている世相から解き明かしてみたいことがあります。その意味では、シリーズ化している#人生100年時代の#ホリスティックライフプランからすれば本稿は違った角度からの内容となっています。

とはいっても、私達の#人生100年時代と#ライフプランにはかかわる内容です。

 

なかなか気持ちと原稿をまとめられないので、「義」という単語から本稿をまとめていきたいと思います。

 

辞書によると「義」とは

  1. 条理。正しい道。道理にかなったこと。人道に従うこと。
  2. 利害をすてて条理に従う。公共のために尽くす気持。

 

この①②から「義を見てせざるは勇なきなり」という慣用句が生まれています。※孔子の教えとされる。

また、

「道理百遍、義理一遍」という慣用句もあります。その意味は、ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということです。

 

また、儒教では、五常の「仁、義、礼、智、信」を説いています。その中には“義”の徳目があります。

それぞれ、簡単に説明すると下記になります。

:人を思いやること

:欲にとらわれず、なすべきことをすること

:「仁」を行動として表した、上下関係において守るべきこと

:道理をよく知り得ていること

:誠実であること、友情に厚いこと

これら5条の徳目はマインド形成において基底でつながっているように感じられます。

 

さて「義」に縛ってみると、

「義心」、「信義」、「道義心」、「徳義」、「忠義」、「大儀」、「義理」、「義理人情」、「恩義」等の単語があります。

 

これらの良い点が今の日本人に欠落しているのではないかと思う日々です。

このことは明日の稿で触れたいと思います。

 

さて話は飛躍しますが、

今後の予測では、今後10年間に中国が世界一の経済大国となると予測する専門家もいます。

 

事実、わが国日本は、以前は世界第2位の経済大国でした。

やがて中国に抜かれ、今はメダルの金と銀との争いを米中間で熾烈に展開されている状況です。

 

日本中心に物事を考えれば、あたかも日本が基軸になって世界が動いているかのように錯覚します。

ところが米国での一般の人々にとっては、極東の一島国に過ぎません。

その証拠に長期政権であった安倍首相が辞任したことは米国人一般はほとんど知られていないし、関心もなかったようです。

 

日本が限りなく経済成長を遂げていた時代には東南アジア諸国からも、確かに一目置かれていました。

今はその経済的影響力も、中国の後塵を排しています。

政治論になりますので、詳しくは触れませんが、管首相が最初にインドネシアベトナムを初の海外訪問を選んだのもこれらの理由が背景にあります。

 

そのようなわが国が、グローバルな時代に“東洋に立派な日本という国がある”という存在を目指すためには、#SDGsはもとより国際的ミッション使命を果たし、#道義国家、#」文化国家として冠たる地位を目指すべきではないでしょうか。

 

肝心の現代的課題と言うべき、ナショナリティ、日本人のアイデンティティの確立については次稿に譲ることになりました。ご了承ください。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。